甲状腺機能亢進症 2

 飼い主さんと獣医師さんの信頼関係は、人間の掛かるお医者さんと同じで、とても大切です。


 今、ミケちゃんが通院している病院の先生は、触診にも時間をかけて丁寧ていねいに診てくださるミケちゃんにとってもやすらぎさんにとっても、信頼できる先生です。



 初診時の甲状腺機能の検査結果は、測定限界値超えだったミケちゃん。

 元気な頃より体重が減って、2.2キロになってしまいました。

 それでも、良い先生に診てもらっているのと良い子でお薬を飲んでいることもあって、少しづつ食欲も出てきて、目にも徐々に力が戻ってきました。



 食欲が少し戻り始めても、ミケちゃんは中々カリカリを食べることができませんでした。

 それを知ったフォロワーさんが細かく砕けば食べやすくなるからと、コーヒーミルをやすらぎさん宛てに送ってきてくれました。(カリカリとは、でドライフードのことです。念のため)


 やすらぎさんは早速さっそくそのコーヒーミルでカリカリを細かく砕き、液状のごはんに混ぜたら、ミケちゃんは食べることができました。

 やすらぎさんもミケちゃんも、フォロワーさんの心遣いに感謝です。





 ちなみに、ペットフードには「総合栄養食」と「一般食」があります。

 総合栄養食は必要な栄養成分がバランスよく含まれ、そのフードとお水だけで健康を維持できるフードです。

 一般食は、副食や間食。いわば、おかずやおやつに当たるフードです。


 だから、一般食ばかりあげていると栄養素がかたよったり、不足したりすることがあります。


 ドライタイプのカリカリ、ウエットタイプのパウチや缶詰め類、どちらにも「総合栄養食」と「一般食」があります。

 そのフードが「総合栄養食」なのか「一般食」なのかは、パッケージに必ず表記してあるので、購入時に確認できます。


 他にも、特定のカロリー補給を目的とした「栄養補助食」。特定の疾患に対する食事療法のための「療養食」があります。これらは、獣医師さんの指示に従ってあげてくださいね。





 そのあとも、ミケちゃんはやすらぎさん夫妻に支えられ、たくさんのフォロワーさんたちに見守れながら、一歩、一歩、健康に向けて前進していきます。

 

 病気とは、仲良く賢く気長に付き合って行きましょう、ミケちゃん。

 賢いミケちゃんなら、だいじょうぶ!

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