ミケちゃん、おはよう！〜野良猫だったミケちゃんとやすらぎさんの出会いのお話

やすらぎ猫の会

　やすらぎさんがミケちゃんとチャコマロンちゃんのことで思い悩んでいたちょうどその頃、治療室のある千葉県市川市で「地域猫活動」支援が始まっていました。地域猫活動が認められれば、市川市から補助を受けらます。

　広報誌でそのことを知ったやすらぎさんは、となりの美容室さんたちや治療室の常連さんたちと相談して、地域猫活動団体「やすらぎ猫の会」を立ち上げ、市に登録することにしました。

　2015年７月、ミケちゃんも地域猫の一頭として避妊手術の助成金の申請をし、八千円が補助されることになりました。

　ミケちゃんの体の負担も考えて、やすらぎさんは避妊手術は気候の良い秋まで待つことにしました。　

　でもこれで、やすらぎさんの悩みが軽くなったわけではありません。

　ミケちゃんが地域猫として認められても、外での生活の厳しさは依然続くのです。

　ツイッターのフォロワーさんの中にミケちゃんの里親を名乗り出る人がいて、やすらぎさんはミケちゃんの里親探しを真剣に考えるようになりました。