第3話 思い出のレンタルショップ

心の旅とはよく言ったもんだけど。


追憶の路を彷徨い続けてるんだな。


シャッターの閉まった街中に紛れ心の拠り所を探し続ける。


レンタル屋でDVDの図書館をくぐり、いつの間にVHSビデオの棚に変わる。


君は洋画が好きだったね。


ビデオレンタル屋で黄昏て、帰り道空っ風にからまれる。


古本屋が見えてくる。


古本屋はワンダーランドだ。


夢うつつ棚をよく見て行くと自分を形成した本が並んでる。


喫茶店のAランチを取りながらよく君と本を読んだっけ。


君は純文学が好きだったね。



夕陽のオレンジ色は眺めてるだけで、ほんわかな気持ちになる。


いつだったか、2つの太陽を見た。


2021(R3)3/13(土)











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