第51話 ここからが本編なのさ
ゲームをこのまま続けると止められなくなると思い、鋼の心でゲームを止めた二人。
目の前にあるのは、思わず口から涎を垂らしてしまうくらいの美味しそうな匂いを漂わせるお菓子、お上品に言えばスイーツがある。
これに誰が手を出さないでいられるだろうか、いや、いない。
「このクッキー美味しい」
「うん、ありがとう」
「パサパサしてないのが美味しさの秘訣だね」
「確かにね。僕はね、この上品な甘みってのも秘訣の内の一つだと思うよ」
確かに、その通りだ。
そのままクッキーを和気藹々と食べ進めていく。
そして目の前にある紅茶を手に取った。
「それはね!それはね!僕が選んだ茶葉なんだよ!」
ちゃ、茶葉の目利きでも出来るんですか……?
多才で可愛いって最強だなおい。
「どういう、何て言うんだろう。どこをポイントにして茶葉を選んでるんだ?」
「僕はアッサムティーの系統が好きなんだけど、アッサムティーは普段から紅茶を嗜んでない人でもとっつきやすい感じだからまずは!って感じだね」
「へー、何か色々考えてくれてるんだな。ありがとうやで」
そう言って高瀬の手を握った。政治家が選挙活動をする時に市民と交わすあの握手、あえをやった。
何か握ってみて気づくのが高瀬の手って以外と小さい。何だ……この……庇護欲を掻き立てられる手は!?
ずっと握ってたいね、にこにこしちゃう。
「あ、あ、ああ、あぁぅ……」
高瀬が俯いてしまった。
なんか照れてそうなの見ると俺も照れちゃうから止めてほしいね。
包みたい……
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久々の更新ですが更新頻度上げたいので文字数気にしないことにします。
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