第32話 Hi! Hiroto!

 今日も学校ってキツい……


 一昔前は週6日、土曜日も毎日学校あるって言ってたけどそんなの関係ない。だってさ、俺は今、を生きている訳で過去を生きている訳じゃない。


 しかも7時間授業だからね。だるい。

 自分が選んだ学校にこんな事言って良いのか分からないけどは普通の時間割で最大のパフォーマンスを発揮する、学校は時間割、課題等を増やす事しか考えていない学校。

 後者に関しては-1時間目がある学校もあると風の噂で聞いて事がある。鬼畜だよね、-1時間目なんて作って何になるのか。生徒に負荷しか与えていない、ハイリスク、ローリターン。最悪だね。自分の勉強が出来ないのが駄目だ。


 まあこんだけグダグダ語っておきながら今日はまだ木曜日だし午前中までなんだけどね。何か明日この学校でそこそこ重要な野球部の練習試合があるみたいだから準備のために午後から休みになるみたい。助かるね。だから今日の午後、この学校の周りは野球部を除くリア充の巣窟になるんだよね。


 ケッ!だから何だよ!恋人がいるからから何なんですか?それって窮屈じゃないですか?


 ま、ままままままあ、の語源ってしているだからね。お、俺だってヌタバでキャラメルマキアートを飲み、音楽を聴きながらマックパチパチしちゃうもんね。





 ……………………

 ええ、嘘です。俺はせいぜい喫茶店でコーヒーを飲みながら課題をするぐらいですよ、ええ。


 長々と文を織りなしてきたけども、結局は登校するしかない訳ですわ。ふぁーーーーーー。


「お……………」


「マジ怠いな。」


「……おはよ!」


「うぇ、おはよ。」


「うん!おはよう!」


「何か昨日あったか?高瀬。」


「うん?何もなかったよ。」


「うーん、そうなのか?」


「うん。」


「へえ、そんなもんか。」


「あ!そうだ!今日放課後にどこか寄っていかない?」


「うーん、どうだろう。」


「え……何で……?」


「いや今日は午後から休みだけど昼休みからの委員会あるのかなって思って。」


「あ、ああそういうことか。み、三輪先輩に聞いてみたら?」


「そうだなあ、でも連絡先も交換してないし、クラスも分からないんだよな。」






 ~高瀬side~


 えっと……どういう事だろう。

 三輪先輩が平本君、いや博大と連絡先交換してないって。あんなにだったのにまだ連絡先交換してないんだ……

 これって三輪先輩を出し抜けるチャンスなんじゃない?何やかんやで僕たちもまだ交換出来てないし……


 これをチャンスに変える事ができるのがだ!絶対になってみせる!





 ~平本side~

 まあいいか、後で先輩に聞けばいいや。そういえば三輪先輩とLIOE交換とかしてないんだよな。聞くときについでに来ておけば良いか?けど何か勘違いされて距離置かれたり嫌われたりするのも嫌だしなぁ。どうしようかな。






 ~三輪side~

 今日は野球部のおかげで午後からは休みで図書室も閉館!初めてのデートにいけるかも……♪







ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

この回の最初の文章、これは今週の私です。この状態がずるずる続いて更新が出来ませんでした。誠に申し訳ない。今回はリハビリ回って感じなので少なめです。

あと自分は近畿の人間なので大体友達が「電話かかってきたわ。」とか「明日用事あんねん。」とか言われると「誰から?」とか「どんな?」って聞いちゃうんですけど、ある日テレビを見ていたら関東の方は聞かないそうで。一応、矢追は関東の方にしようかなって思っていたのでテレビ見ててちょうど助かりましたね。危うく平本に「どんな用事があるの?」とか言わせてしまう所でした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る