お茶会と言われたが?祝賀会でした!
謁見の間での話は一段落し、
「皆の者、忙しい中良く集まってくれた。この度は我が子供達2人が光属性を持って居たと言う幸運があった。近年、国内の光適正持ちは居なかった。それが王家に、しかも2人共に持っていたという奇跡が起こった。次代には良いことが起こる前触れだと私は思う。これからも皆にはこの国の発展の為に力を貸して欲しい。」
王様がグラスを掲げ
「乾杯!」
「「乾杯!!!」」
お茶会と言われたが、どうやら光属性持ちが王家現れた祝賀会みたいだな!外の中庭設置されたテーブルに、美味しそうなお菓子や、サンドイッチに数種類のドリンクが置いてあり侍女さん達がスタバっている。お疲れ様です!
乾杯が終わると大人達は王様に挨拶をしに行き、それぞれのグループ(派閥)に集まり雑談している。子供達も親から言われているのか、王子と王女に群がって行った。そして私はー
「ムシャムシャ!ウマウマ♪ゴクンッ!」
美味しい食べ物を堪能させて頂いていました!
おっ♪これは美味いぞ!今度、公爵家でも作って見よう。ん?これはサツマイモのバター揚げだと!?けしからん!もうレシピが王都まで届いているのか!?ウマウマ♪
ほう、焼き菓子ばかりだと思ったらチーズケーキだ♪発酵食品もあるんだね!お土産に持って帰ろうかなー?ん~うまし!
私は、周りの子供達が王子と王女に気に入られようと群がっている間に、空いているテーブルの食事を堪能させて頂いていました。侍女さんが、戸惑いながら果実水を勧めてくれた。うん!うまし♪でもなんで
暫く経って、皆もお菓子を摘まみ始めた頃に王妃様からお声があった。
「皆様にお伝えする事があります。シオン・フィリアス公爵令嬢。前に」
ん!?
丁度、一服してお茶を飲んでた私にお声が掛かる。口に食べ物入れて無くて良かったよ。
ハイハイ、行けば良いんですよね?トコトコっと王妃様の前に行きましたよ。そしてー
「お初に御目にかかります。公爵家長女シオン・フィリアスです。皆様、お見知りおき下さいませ」
私は、片足を斜め後ろの内側に引き、もう片方の足の膝を軽く曲げ、背筋は伸ばしたまま挨拶をする。
実に綺麗なカテーシーである。この瞬間に私は、必殺技を放ったのだ!そう、必殺【猫かぶり2枚】を!っく、2枚(倍)ではこのプレッシャーには耐えられない!!!くそ!なら3枚(倍)だーーー!!!身体の負荷が凄いが負けられないのだ!ぐぎぎぎー!
大人の淑女顔負けのカテーシーに貴族の大人達も見惚れてしまう。お父様は鼻が高そうにしている。
「こちらにおられるシオン公爵令嬢は、これからアイオスの婚約者候補筆頭になります。見ての通り、判別の儀式前から光の精霊と契約し、イーリスと同じ種類の適正属性を持っています」
王妃様の紹介されると
「あれが光の精霊!?」
「初めて見た。」
「光属性だけでは無く、精霊との契約とは!?」
「ば、バカな!」
「公爵令嬢で、光属性持ち、そして光の精霊と契約しているだと!?」
「ほぼ決まりではないか!」
おおぅ、教会の時と同じだね。光さんゴメンよ~!
紹介の後に、王子達と同じ様にもみくちゃにされたのは言うまでも無い。
あ!?光さんがいるから侍女さん達が戸惑っていたのか・・・またやっちゃたな。いつも側にいてくれて、家族や領民も慣れてしまっているから気付か無かったよ。うん、気を付けよう!
こうして、国内の貴族達に強烈な印象を付ける事に成功したのだった。ちなみに、帰りの馬車に乗った瞬間に力尽きて寝てしまった。
おやすみー!
(+.+)(-.-)(_ _)..zzZZ
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「ほーほほほ!その程度の戦闘力で私に勝てると思っているのですか?」
シオン
「っく!?身体の負荷に耐えられるかわからないけど【猫かぶり10枚】よ!!!」
愚者の声
「なっ!?」
シオン
「愚者の声様♪いつも素敵な小説をありがとうございます。いつも素晴らしい愚者の声様に感謝が絶えません。どうかいつまでも私達の事をよろしくお願い致しますね(ハート♪)」
愚者の声
Σ( ̄ロ ̄lll)
おえぇぇぇー!バタンキューorz
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます