一家に一台は欲しい!その名は、万能精霊光さん!
3歳になりました!
ん?2歳は飛ばしたって?だって何も変わった事が無かったんだもん!たかだか1~2歳で出来る事なんて限られているでしょう?だからやっと歩ける様になった3歳からである。とは言っても、私の行動は屋敷から出られないので、書庫にある魔法書や歴史、地理、経済学などの本を読む事だった。流石は公爵家だよ!すごく広い書庫があったのよ!何でも先代の当主が読書家で、家で働く者でも読める様にと広く作ったそうだ。所蔵本も中々の量でした。さて、皆様も気になる事がありますよね?そうです!3歳の私が本(文字)が読めるのかと言う疑問ですが、実は万能精霊の
暗い夜道でもライトが要らず、お布団に入れれば寒い夜のお供に!小さな子供には読み書きや勉強を教えてくれる一家に一台は欲しい万能精霊!
と、まぁ~赤ちゃんって寝るのが仕事だから、やること無いので精霊さんに文字を習ってたんだよね~見掛けはぐっすり寝てる感じで、頭の中で勉強中でした。まさに!睡眠学習法ですよ!!!(ババーン!)てな感じで成長していきましたよ。
両親にバレない様に、少しずつ勉強して断罪イベントまでに何処でも生きて行けるようにしてやる!
一方公爵家の一室にてー
「奥様!シオンお嬢様なのですが書庫に籠り読書をしているようなのです」
「あらあら、いつの間に文字を覚えたのかしら?」
「普通はありえませんよ。3歳で文字を覚えて、魔法書や経済学の本を読むなんて!?」
「うちのシオンは天才ね♪」
「奥様は心配では無いのですか!普通の子供と違うことに!」
母親付きの侍女は嫌悪感からでは無く、シオンの事が心配で母親に詰め寄ったのである。
「私は本当に心配なのです!出産にも立ち会い、ここまでの成長を見守って来た者としてシオンお嬢様が急に居なくなるのではと・・」
侍女は震えを止める様に両腕を掴み視線を下げた。
「貴方の心配もわかるわよ。長男のレインは普通に育っているからシオンが特別なのよね。懇意している宮廷魔導師の方に占って貰ったら、シオンが10年以内に【何か】を起こすと出たみたい」
「奥様、私は今後もしっかりシオンお嬢様を注意して見守りますわ」
「ありがとう。でも、気付かれないようにそっと見守ってね。いざとなれば私も動くし、フィリアス家の名前も使ってシオンを守るわよ。それに文字などはシオンにくっついている光の精霊が多分教えているのだと思うわ。契約した精霊とはお互いに会話が出来ると言うし、契約していなくても仲の良い精霊は真名を教えて意志疎通出来る様にもなると、魔術書に書いてあったから。今の所は心配しなくても大丈夫よ」
母親のシルビアも、シオンに光の精霊が
『3歳でこれだと5歳になった時の【判別の儀式】ではどうなるのかしら・・・』
家族の心配事は尽きないのだった。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
【後書き】
愚者の声
「さぁ!始まりました。カクヨム通販のお時間です!今回の目玉商品は・・・これだ!」
【万能精霊の光さん】
「さぁ、効果は本編を読んでくれた読者様なら知っていますね!一家に一台は欲しい所です。さぁ!お時間です。お値段はこれだ!」
【○□△○円】
シオン
「おおぉ~安いですわね!」
愚者の声
「そうでしょう。そうでしょう!カクヨム通販は読者様の味方ですか・・ら・・・?」
シオン
「ふっふっふ、面白い事をやってますわね?私の持ち物を勝手に売ろうだなんて?」
愚者の声
汗がダラダラ・・・
「こ、これにはあさーい訳が!?」
シオン
「浅いんかい!罰ですわ!」
ちゅっどーーん!
愚者の声
「ギャァァァーーーー!」
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