第6話 眷属とは………家族ですぅ?
傷付いた腕を治してもらった孝史
水の聖獣と対面してこれからの事を話し合う事にした
『え~と、ありがとう?』
傷を治してもらった孝史は、戸惑いながらお礼を伝えた
「い~え、大丈夫ですぅ~♪
魔鳥様に~お会い出来て~嬉しかったのと~、同時に物~凄い衝撃的な事態が2つもあって~驚かされました~♪」
おっとりした口調で話す水の聖獣
衝撃的な事態とは、ファムの姿とご主人様発言の事だろう
【みっ水の聖獣、まずはご主人様に自己紹介をしなさい!】
水の聖獣のおっとり空気に流されそうになりながら、自己紹介を促す
「あっ!そうですねぇ~
失礼しましたぁ~♪
私は~魔鳥様の従える6眷属の1柱で、
水の聖獣ですぅ~♪
今は、先の戦いで力を使い過ぎてしまい、
この様な猫の姿ですが、よろしくお願いしますぅ~♪
え~と~……ご主人様ぁ~♪♪」
そう言うと、孝史の足元に近寄り、スリスリと身体を擦りつけた
『えっ!何故にご主人様!?』
いきなりのご主人様発言に驚く孝史
【水の聖獣!
なっ!!
なんてうらやま……、
ご主人様に失礼です!】
お~いファムさん言葉隠せてませんよ
「え~~♪だって~魔鳥様のご主人様なのですから~、私にとってもご主人様なのですぅ~♪♪」
ゴロゴロ喉を鳴らしながら、スリスリを続ける水の聖獣
【水の聖獣!
貴方のご主人様ではありません!
そっそんな羨ましい事をして、私と変わりなさい!!】
もう隠す気無いねファムさん
『まあまあ、ファムも落ち着きなよ
猫が足元をスリスリしてるだけなんだから』
ファムを落ち着かせ様とする孝史だが、その一言がファムに火をつけてしまった
【ごっ!ご主人様!!
私だって!ご主人様にスリスリしたいです!!
それにペロペロやクンカクンカもしたいし!
ご主人様がお望みなら!
あんな事やこんな事も!!!!
ハァハァ~♥♥】
孝史の一言により、自分の欲望がダダ漏れになってしまったファム
『ふぁファムさん?』
ファムの言葉に、流石に引いてしまった孝史
【はっ!?
私は何て事を!?
申し訳ございませんご主人様!!】
自分の欲望をつい言ってしまったファム
孝史が、引いている事を感じ正気に戻る
「そんなに~深く考えなくても~
良いのでは無いですか~魔鳥様~♪」
マイペースな水の聖獣
【貴方が何も考えて無いだけです!】
「でも~私達眷属は~、魔鳥様の力を分け与えられた存在なのですから~、言わば魔鳥様はお母様の様な存在ですし~そうなると~
ご主人様は……、お父さん?お父様?
う~ん……、あっ!パパだ!」
またもや爆弾を投下する水の聖獣
【ぱっパパ!?水の聖獣!
なっ!何を言っているのですか!?
はッ!と言う事は、母に当たるのが私ですから、ご主人様と私が夫婦!?イイ!!
スバラシイです!!水の聖獣!!
それならば、ご主人様とお呼びするのでは無く、ア♪ナ♪タ♥とお呼びすれば……】
またもやトリップし出すファム
『お~~い、ファムさ~ん?』
またもや引きながらも、突っ込む孝史
【も~♪ファムさんだなんて他人行儀な♪
オ・マ・エで良いんですよ♪ア・ナ・タ♥】
まだまだ、トリップを続けるファム
『おぃ!水の聖獣!!
そろそろファムを止めろ!!』
「う~~ん?無理ですぅ~~♪♪」
マイペースな水の聖獣
『これが天然なのか!?』
水の聖獣の天然さに驚く
「私は自然と共に生きていますよ~?」
いや、そうではないよ水の聖獣
『お~い、そろそろ戻って来い!』
トリップし続けるファムに軽く揺する孝史
【はっ!私は何を?】
戻って来た様です
「魔鳥様が~アチラの世界に~
行ってました~♪♪」
またもや天然発言
『おい!アチラっで何処だよ!?
もう訳が分からないよ……
はぁ~これからどうなるんだ?』
トリップする鳥と天然の猫によって作られた状況にため息しか出ない孝史であった
続く
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今回もお読み下さり、ありがとうございます。
第6話をお届けしました。
トリップファムさんと天然猫の暴走回になってしまいました。
こんな展開にする予定では無かったのですが………すいません嘘です。
だいぶノリノリで書いてました。
さあどうやって普通に戻しましょうか?
考えます!
※お読み頂いた方へのお願い※
感想お待ちしております。
頑張って参りますので、
応援よろしくお願いします。
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