光樹の正体

「じゃあ、次」


とうとう来てしまった、なんでこんなに俺が自己紹介は嫌なのは俺が空気が読めないからだ。 空気が読めないせいで中学生時代はぼっちで辛かった(泣)


(最初が大事だぞ俺.....)


と、心の中で考えながら俺は自己紹介を始めた


「えっと、橋立光樹はしだこうきです好きなことは音ゲ....じゃなくて!!...読書とゲームです。よろしくお願いします。」


こんな感じでいいかな多分俺にしては上出来だと思う音ゲーって言いそうになったのは反省点だったが......


「そうか橋立もゲームが好きなのか!またいつか先生とス〇ブラしような!」


「あ、はい宜しくお願いします」


先生は多分格闘ゲームが好きなんだな


「よし、少しはみんなのこと分かった。これからもみんなのことを知れるように頑張りたいと思う」


自己紹介が終わり入学式も終わったので今日は早く帰ることが出来るので

クラスの人達はカラオケやらファミレスやら誘っている人がいた。


「夜桜さーん」


やっぱりといった方がいいのかクラスの確か村上さんだっけな.....村上さんが夜桜さんも遊びに誘っている


「夜桜さんもカラオケ行かなーい?」


俺は夜桜さんの1個後ろの席なので会話も聞こえる


そして俺を見てきながら言った


「うーんごめん今日はくんとゲーセン行くから」


「はぁ!?」


俺は思考が追いつかない、えまじで意味わからんすぐに夜桜さんに言った


「え!?まって!?俺、夜桜さんと一緒に行くって言ってないけど!?」


あ、やべ空気乱してしまったいつもこうだ。すぐにボロが出る


「え、そうなの?」


村上さんが問う


「あ、えっとね...まだ言ってなかったけど橋立くんをゲーセンに誘おうとしてたの私橋立くんに聞きたいことがあって...」


「あ、そうなんだ〜じゃあまた誘うね。じゃあ私はカラオケ行くから夜桜さんも楽しんでね〜」


「うん!」


村上さんが教室を出て俺がしゃべり出した


「夜桜さんすみません俺空気が読めなくて.....」


「いいよ全然、だったら私と一緒にゲーセンに行ってくれるよね?」


「まぁいいけど、ひとつ良い?」


ゲーセンに行くのは全然いいだって、俺がこんな美少女と一緒に遊べるなんて即答「行く」と答えるだろう。だけど問題は違う


「なんで自己紹介の時俺と目が合った時にすごい反応しなかった?あと、なんで俺に興味を持っているんだ?」


「......それはね橋立くんあなた音ゲーの全国大会で優勝してるでしょ」


そう俺は音ゲーで最少年の全国大会優勝者なのだ


「夜桜さんなんでそれを知っているんだ?」


「音ゲーマーはそれぐらい知ってるよ顔もバレてるし」


「まぁ、そうか夜桜さんも音ゲー好きだって言ってたしな」


「....ねぇ私のこと覚えてない?」


「......夜桜さんのことを見て今思い出した...俺が優勝した全国大会の1回戦の相手

だろ」


「正解」




















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