最終話

 夕方、優雅にクラシック音楽が流れるホテルのラウンジ。

 その片隅で、ひと仕事終えたわたしは、佇んだまま彼を待っていた。

 さまざまな言語が鼓膜を揺らす。往来する人々に目をやると、日本人と同じくらい、外国人も多く見受けられた。

 気品溢れる、洗練された紳士淑女レディ-ス・アンド・ジェントルマン

 さすが、国際的にも高い知名度を有するホテルだけのことはある。

「お疲れ、星」

 そんな中、彼らに勝るとも劣らないルックスの昴さんがやってきた。

 彼の姿を見たとたん、おのずと破顔する。

「見事な演奏だったよ。感動した。……前に青野が『カッコいい』って言ってたの、すごく納得できる」

「ありがとう、昴さん」

 突き抜けるような青天の下。

 ウィルソン東京の開業五十周年記念式典が、この場所で盛大に執り行われた。各界から多数参列した著名人が、この式典の規模の大きさを物語っている。

 わたしたち皇条高校と、金賞受賞校である英盟えいめい高校は、ホテルのテラスに設けられたステージで、二曲ずつ順に演奏した。そして最後は、コンクールの課題曲を、二校総勢八十名で大合奏した。

 割れんばかりのスタンディングオベーションとともに、公演は無事に終了。野外だったということもあり、セレモニーの参加者以外の大勢の耳にも、わたしたちの音は届けられたようだ。

 昴さんも、少し離れたところから、このステージを鑑賞してくれていた。

 ……が、彼の高すぎる身長のせいで、一目で居場所を把握できてしまったわたしは、彼から見られているというその状況に慣れるまで、どぎまぎしながらホルンを吹く羽目に。

 この日の彼は、濃い瑠璃色のジャケットにスリムな黒のスラックスといった、いわゆる〝スマートカジュアルスタイル〟だった。

 場所柄を意識しての装いなのだろうけど、普段のそれもさることながら、こちらの上品な身なりもなかなかスタイリッシュだ。つい見惚れてしまう。

「そういや、冬の制服着てる星、初めて見た」

「……え? あ、そっか。そうだね」

 唐突な彼のこの発言に、今度は自分が身に纏っている紺色のセーラー服を眺めた。十月に衣替えを済ませてから、制服姿で彼と会っていないということに気づく。

 季節は移ろい、あっという間に、今年も残すところあと一月少々となってしまっていた。

 これから、わたしはもうひとつ大きな仕事に立ち向かわなければならない。

 母から送られてきた手紙には、場所(おそらくルームナンバー)と、時間が記されたメモ用紙が同封されていた。高校から迎えのバスが到着するまでの自由時間が、ちょうど母の指定した時間と重なったので、これを利用すれば三十分くらいは対話できるだろう。

「あっ、いたいた。星ちゃん!」

 ふと、遠くのほうから自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。

 手を振り、シルクのような黒いロングヘアーをなびかせながら、駆け足でこちらへと向かってくる美少女——吹奏楽部部長の佐倉七海先輩だ。

「ご無沙汰しています、結城先生。いらしてたんですね」

「久しぶり、佐倉さん。お疲れさま。すごく良かったよ」

「ありがとうございます。でも、やっぱり英盟さんの音は圧巻でしたけどね」

 昴さんと挨拶を交わし、「もっと精進します」と頬を薄桃色に染めてはにかんだ七海先輩。ヤバい、超可愛い。

 ……などとよこしまな思いに耽っている場合ではなかった。

「七海先輩、どうしたんですか?」

 何か用件があって、わざわざわたしを探してくれていたはずだ。

「あっ、そうそう。実はね、迎えのバスが予定よりも早く着くことになっちゃって、それを伝えに来たの」

「えっ……」

 先輩曰く、当初の予定よりも半時間早く、あと十分ほどでこちらに到着するらしい。

 不可能だ。あまりにも短すぎる。かといって、出発の時刻を遅らせてもらうわけにもいかない。そんなことをすれば、部員全員に迷惑をかけてしまう。

 でも、今日を逃したら、次いつ母と話ができるかわからない。

「な、七海先輩っ!」

 言わなくちゃだめだ。

 彼だって、そのために、忙しい時間の合間を縫って来てくれているのだから。

「あの……わたし、このあとどうしても行かなくちゃいけない場所があって……だから、ここに残していただけませんか? お願いします!」

 頭を下げ、必死で先輩に懇願する。詳細も言わず、身勝手もはなはだしいことは百も承知だが、これだけは、今日だけは、どうしても譲れない。

 先輩の反応が怖くて、その綺麗な顔でさえも直視することができなかった。

 心臓が痛い。握り潰されそうだ。

 だけど、彼女からの優渥な返事に、わたしは心の底から感激した。

「……星ちゃんがそこまで言うなんて、よっぽど大事な用があるのね。……いいわよ! 星ちゃんは今ここで解散して直帰! 先生やみんなには、わたしのほうから上手く言っておくわ」

「七海先輩……」

「なんかわかんないけど、頑張れ!」

「……あっ、ありがとうございます!」

 グッと親指を立て、エールを送ってくれた先輩に、もう一度深々と頭を下げる。そうして、くるりと向きを変えると、昴さんとともにロビー脇のエレベーターホールへ向かった。

 母に指示された場所は、ホテルの最上階に位置するスイートルーム。

 到着し、扉に掲げられたプレートでナンバーを確認する。

 間違いない。この中に、母がいる。

「……っ」

 外に備えつけられてあるインターホンを鳴らそうと指を伸ばしたが、躊躇ってしまい、なかなか行動に移すことができなかった。

 気だけが急いてしまう。……歯痒い。

 そんなわたしの力んだ肩に、昴さんがそっと手を添えてくれた。

「焦らなくて大丈夫だから。星のタイミングで、押せばいい」

「昴さん……。……うん、ありがとう」

 彼のこの一言で、過度な緊張と、余分な力を拭い去ることができた。

 ゆっくりと深呼吸して、ボタンを押す。すると、間もなくガチャッという重厚な音をともなって、内側からドアが開けられた。

「Hikari……」

 およそ半年ぶりに見る母の姿。

 名前を呼ばれ、つい癖で一瞬身構えてしまったが、意を決してわたしは母と対峙した。

『あら、あなたは……』

 わたしの隣に立っている昴さんに、母が目を向けた。あの夜、顔を合わせたのはたったの数分だけだったが、彼のことを覚えていたようだ。

『結城昴です。……彼女と、お付き合いをさせていただいています』

『……そう。 どうぞ、入って頂戴』

 一瞬だけ目を見開き、少し戸惑った様子だったが、とくに何を言うでもなく、母はわたしたち二人をすんなりと室内に招き入れた。

 心なしか、その雰囲気は、いつもと違っているように見て取れる。

 中は、まさにスイートと呼ばれるにふさわしく、広々としたリビングルームと、ベッドルームに分かれていた。

『その辺、適当に座って』

 リビングルームの中央に設置された、長方形のガラステーブルと、革張りの白いソファセット。

 母は、ソファに深く腰かけると、腕を組み、右足を左足に乗せた。これといって意識はしていないのだろうけど、高圧的な態度はあいかわらずだ。根本にある〝お嬢様気質〟を抹消することは、そうそう容易なことではないらしい。

 わたしと昴さんは、母と向かい合うようにして、入り口から近いほうに並んで座った。母の後ろの大きなガラス窓からは、地上三十八階ならではの、東京の景観が一望できる。

『まさか、あなたの学校が演奏に来ているなんて思わなかったわ』

 この日ホテルに来てから、わたしが母の姿を目に留めることはなかったが、母はわたしがステージにいることに気づいていたようだ。おそらく、セレモニーの大半の時間は、ゲストの接待に追われていたのだろう。

 テーブルの上に無造作に置かれた、過密スケジュールであることをうかがわせる、黒革の分厚い手帳。そこから、一枚の航空チケットがはみ出していた。

 どうやら、このあとすぐに、アメリカに発つらしい。

『……どうしても、私と一緒にアメリカには行かないのね』

 昴さんの言ったとおり、この話になった。

 これを乗り越えなければ、わたしは前には進めない。感情的にならないよう自分で自分を戒めながら、母の目を見て静かに言った。

『行かない。今の高校を卒業したいし、大学だって日本の大学に進学したい。……それに、なにより彼と離れたくない』

『……』

 やはり、今日の母はどこかおかしい。怒鳴られるくらいの覚悟はあった。それなのに、わたしのこの返答を聞いた母は、激昂するどころか、なんとも言いようのない寂しそうな表情をしてみせたのだ。

 次の話題が見つからない。ただでさえ、まともに会話をしたことなんかないのに。

 広い室内を支配する沈黙が、重く圧しかかる。

『……差し出がましい真似だと承知で、言わせてください』

 しかし、この沈黙と空気を、昴さんが取り払ってくれた。

 わたしと母の視線が、昴さんに注がれる。

『彼女は……星は、もう十六歳です。賢くて、優しくて、感受性も豊かだ。何もかも十分に理解できる、ひとりの女性です。……あなたの本音を、聞かせていただけませんか?』

「昴さん……」

 諌めるような口調で彼が放った言葉。これが誘発剤となったことは間違いない。

 いったん閉じた瞼を、一呼吸置いたあとでゆっくり開けると、母は今まで見せたこともないような、切なく柔らかい表情を浮かべた。

 組んでいた腕を解いて膝に乗せ、凭れていた背中を少し上げる。

『……ほんと、アキラに似てきたわね』

「……え?」

 百八十度転換された母のこの態度に動揺し、混乱気味のわたしは、状況の整理ができずにいた。

 だってわたしには、目を吊り上げながら声を荒げる母に、怒られた記憶しか、叩かれた記憶しかない。同一人物だなんて、とてもじゃないけど思えなかった。

『私が十歳のときに、母親を亡くしたのは知ってるでしょう?』

 顔を曇らせ、伏し目がちに母が語り出したのは、自身の過去についてだった。

『母は病に倒れるまで、ことあるごとに私を殴ったわ。アメリカに来たことを……父と結婚したことを、嘆きながら』

 初めて明かされた自身の母親との関係。それはまるで、わたしと母のようだった。

 母もまた、実の母親から虐待を受けていたのだ。

『母が亡くなったって、父は何事もなかったかのように仕事を続けた。挙句、とっとと再婚したわ。今度は、アメリカ人の女性と。……私のことなんか、ずっと見向きもしなかった』

 しかし、わたしと決定的に異なっていたのは、父親との関係。

 アメリカにいたころ、わたしは数回だけ祖父に会ったことがあるのだが、顔を合わせた程度でろくに口もきかなかった。幼心に、「なんだか冷たい人だな」という印象を抱いたことを覚えている。

 仕事にかまけてなのか、関心がなかったのかはわからないが、父親としてなすべき娘の心のケアを、祖父は怠ったのだろう。

『もうどうでもよくなった。……そんなとき、アキラに出会ったの。彼と出会って、私、本当に救われたわ』

 顔色に滲ませた切なさはそのままだったが、父とのことを話す母は、本当に幸せそうだった。

 わたしが昴さんと出会って救われたように、母も父と出会ったことで救われ、ぐらついていた心に拠り所ができたのだ。

 父に対する母の気持ちが、ひしひしと伝わってくる。

『アキラと結婚して、あなたが生まれて……あなたが私を慕おうとあとをついて回ってくれるたび、すごく嬉しかった。……だけど、そんなあなたの姿が、幼いころの自分の姿と重なって……母に伸ばした手を振り払われた場景が、頭をよぎったの』

 ここまで言うと、左手で顔を覆い、崩れ落ちるように、母は項垂れてしまった。

 たった十歳で経験することとなった母親との死別。十分に想いをぶつけ合うことなんてできるはずもなく、言いたいことも言えないまま、いまだ母親との終着点を見つけられずにいるのだろう。

 母にすがるわたしの姿が、幼い自分のそれと重なり、わたしにつらく当たる自分の姿が、自身の母親のそれと重なったのだ。

『自分で自分に嫌気が差した。私のしてることは母と同じだって……。アキラと離婚をしたことも仕方がなかったと思ってるわ。あのときは、それがベストだった。……けれど、彼が亡くなったって知って、あなたをひとりでいさせることに抵抗があったの。……信じられないでしょうけどね』

 なんて不器用な人。……どこか、わたしと似ているかもしれない。

 今までにわたしが受けた傷を無にすることはできない。現段階で、純粋に母を母として慕うこともまだはばかられる。だが、母の考えや想いというものを理解することはできた。

 この人は、この人なりに、必死で〝母親〟になろうとしていたのだ。

『……でも、もういいわ。一緒にいてくれる人がいるのなら』

 何か吹っ切れたように、母はこう口にした。潤んだ目で天井を仰ぎながら、一度だけ鼻をすする。

 そうして立ち上がると、テーブルの上の荷物を手早くまとめ始めた。

『失礼致します』

 それとほぼ同時にドアをノックする音が聞こえ、いかにも知的そうなひとりの女性が部屋の中へと入ってきた。ひとつに結い上げた金糸の髪に、黒のパンツスーツ。眼鏡の奥からちらりと覗いたのは、絵に描いたような碧眼だった。

 おそらく、母の秘書だろう。

『エレノア様。そろそろ、空港へ向かうお時間です』

『わかったわ』

 返事をしながら、まとめた荷物をバッグに詰め込む。女性は、母のキャリーケースを手に取ると、わたしたちに一礼して、先に外へと出てしまった。

 ——時間だ。

 まだ五時だというのに、窓の外はもう薄暗くなりつつある。

 わたしたち三人のほかには、まったく人気ひとけのない廊下。小さな音でも反響しそうなものだが、ひっそりと静まり返っている。

 いさかいがあったわけではないのに、わたしはなんだか母と目を合わせづらかった。まだ気持ちの整理がつけられていないのだろうか。なんとも言えない複雑な心境だ。

 思わず、下を向いてしまう。

「Mr. Yuki.(ユウキさん)」

 不意に、母が昴さんの名前を呼んだ。その声にはっとして、二人のほうへ顔を上げる。

 母は、彼に真っ直ぐ向き合うと、真剣な眼差しでこう告げた。

「I hope my daughter will be fine with you.(娘のことを、どうかよろしくお願いします)」

「……I promise.(……はい)」

 刹那、まるでカメラのシャッターを切ったかのように、色鮮やかな光景が脳裏に映し出された。

 初めてピアノに触れた日。熱を出して寝込んだ日。父に肩車をしてもらい、星空を見上げた日。

 幼い日の記憶。その隣にはいつも——母がいた。

 母とのいい思い出がないわけじゃない。自分で蓋をしてしまっていただけだ。

 こんな大切なことを、今ごろになって思い出すなんて。

「……おかあ、さ——」

 そのときわたしが見たのは、目に涙を浮かべ、眉をひそめながらも、懸命に微笑んだ母の顔だった。

 母のその顔をもっとちゃんと見たいのに、目の前が滲んでよく見えない。


 小さな肩を震わせながら、振り返ることなく。

 母は、行ってしまった。


 ❈


「あ」

「どうした?」

「昴さん」

「え? ……ああ、なるほどな」

 空を見上げながら、わたしが指差した先にあるもの——プレアデス星団。

 おうし座の散開星団であるその和名は〝昴〟。肉眼では数個しか確認することはできないが、青白い光を放ちながら、美しく輝いている。

 わたしと昴さんは、ホテルから出たその足で、少しだけ遠回りをして帰ることにした。

 町の中心から離れたところにある、小高い丘の上。周囲に遮るものが何もないここは、生前、父がよく天体観測に連れてきてくれた場所だ。

「もう冬だね」

 言葉を発するたびに、吐く息が白く広がる。

 出会ったころに広がっていた夏の夜空は、いつの間にか冬のそれへと変わっていた。

「そうだな。……寒くないか?」

「うん、平気」

 彼の心遣いにひとつ頷くと、それまで繋いでいた手を放し、わたしは数歩前に足を進めた。

 ひんやりとした風がつんと鼻に沁みたが、不思議とそれほど気にはならなかった。おそらく、母の本心を知れたことで、何年ものあいだ雁字搦めになっていた過去の枷を、ようやく打ち砕くことができたからだろう。

「綺麗だなー」

「やっぱり空気の澄んだ星空は違うな」

 父とこの空を仰いだ当時に想いを馳せながら、同じように手を伸ばす。……届きそうで届かない。だけど、そのときに比べると、ほんの少しだけ近くに感じられたような気がする。

 離れて暮らすことを選択したが、母との関係を改善できたことに、父もきっと喜んでくれているはずだ。

「……ありがとう、昴さん。昴さんのおかげで、わたし、ちゃんと話できた」

 彼がいてくれなければ、母と話をするどころか、会ってすらいなかっただろう。

 振り返り、ありったけの感謝の気持ちを、彼に伝える。

「俺は何もしてないよ。……お母さんは、やっぱり星のお母さんだったってことだ」

 わたしのもとまで歩いてきた彼。頭上で瞬く自身と同じ名前の星さながら眩いばかりに笑うと、出会ったあのときと同じように、わたしの頭をクシャッと撫でてくれた。

 変わらない手の温もり。それがとても心地好くて、安心した。


 過ぎ去った時間を取り戻すことはできないけれど、この日、わたしと母は確かに〝母娘おやこ〟だった。


「遅くなっちゃうといけないし、もう帰ろっか」

「だな。雪も星のこと待ってるだろうし」

「……あ、そうそう。雪といえば」

「?」

「最近あの子、自己主張が強くなってきてね。たまに叱ったりするんだけど、すっごいジト目で見てくるの。それ見た伯父さんに『飼い主とペットっていうより、むしろ姉妹だな』って言われてね」

「……ふっ、あははっ!」

「笑い事じゃないよ! わたし、結構ショックだったんだからね! ……いや、べつに姉妹っていうのが嫌なわけじゃないけど」

「なにそれ、『似てる』ってこと?」

「わかんない。でも、そんなときでも、おやつあげたらすぐに機嫌直るの」

「それ、まんま星じゃん」

「……えぇっ!? ちょっ、失礼!! 昴さん、それ超失礼っ!!」


 時は流れ、それと同時に空は移り変わる。

 そんな巡りゆく季節の中で、わたしは、けっして変わらないものを見つけた。

 来年も、再来年も、その先もずっと——


 わたしは、昴さんが大好きだ。

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