第9話

その後、私が成人するまでは増えず。

その次に来たのが、ゴン。オス猫でした。


この子は、母猫のいないすきに、近所のがきんちょが

子猫を捕まえて遊んでたら、母猫帰ってきて、返そうと思ったら、もう面倒見なくて、弱ったから、助けてくれと、我が家の母に持ってきたらしい。


もうね、ミルクもだし、ご飯もふやかして、シャーシャーいうこの子に食べさせましたよ。

なのに、何故か父親だけに懐くという。(笑)


どの子よりも小さく育ってしまったゴン。

お腹も弱かったし。


何より、隣の住人からの、嫌がらせが。

(猫を繋いで日向ぼっこさせるも、隣のシーズー犬が放たれて、猫を襲う)

全く、何考えてんだか。


でも、そんな中でも、しっかりと成猫になり、

落ち着いた頃、父が急逝します。


その後を追うかのように、亡くなります。

享年3歳。

若すぎました。

亡くなる少し前から、ご飯を、食べなくなり、

父が急逝したあとは、水すらも飲まなくなり、朝方に亡くなっていました。


今は、父親と一緒に、楽しく過ごしているのかなと

ふと、思うことがあります。

父にだけ甘えていた子なので、父と仲良くゴロゴロしているかもなんて、そう思えるのです。

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私の動物遍歴 ザック @inegon

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