進化するクラッカー作り(3)残りドレッシングで味付けクラッカー

 SDGsが叫ばれるようになった昨今、フードロスには多少なりとも敏感になった筆者である(お財布のためにも)

 定期的に冷蔵庫の中をチェックして、賞味期限切れやダメにしてしまう食材を直前でレスキューするようにしているのだが、それでも時々やってしまう。


「使い切っていないのに、新しいものを開封してしまった同じ種類のドレッシング……発見!」


 残りが微妙〜な時に起こりがちだ。

 そこで、ふと思いついた。


「この、微妙〜な残り具合……クラッカーにいける気がする」


 思い立ったが吉日。

 早速、クラッカー作り開始である。以下、今回の材料。


 小麦粉(薄力粉):大さじばっくり五(60〜65g程度)

 オートミール  :大さじ一

 残りドレッシング:大さじ一と半

 水       :大さじ一と半

 スライスチーズ :一枚


 以上。


(一)適当な大きさのボウルに材料を全部投入。(スライスチーズは適当に細かく千切っておく)

(二)捏ねる。まとまるまで、とにかく捏ねる。

(三)オーブンシートの上で伸ばす。(厚さ二ミリ程度)

(四)食べやすいサイズにカット。お好みで、塩胡椒少々。

(五)オーブンのトースター機能で焼く。(約十二、三分で様子を見て、余熱で追い焼き)

(六)狐色になったら出来上がり。


 今回はシーザードレッシングを使用したので、成形してから追い塩胡椒をしておいた。

 ピリッとした黒胡椒のアクセントが引き立って、いくらでも食べられる。クレイジーソルトやハーブ塩なんかも良さげだ。

 ドレッシングの数だけ味変アジヘンができるので、今後は微妙な残りドレッシングは丸っとクラッカーに使うことにした。


 そして、ドレッシングの便利なところは、材料に水と油が両方含まれているので、わざわざ追加油をしなくて良い点だ。

 水は生地の柔らかさを調整する程度で加えるが、ドレッシングの残り具合では不要でも構わないだろう。

 水を入れる場合は、大さじ一程度をドレッシングの空き容器に入れて、シャカシャカしてなるべく使い切るのも気持ちが良い。


 スライスチーズにも油分が含まれているので、焼き上がった時にパリッとした焼きチーズの食感が加わり、お酒のアテにもいい感じに合う。


 生地自体にしっかりと味が付くので、ディップス無し単体で十分、美味である。

 小腹が空いた時にも重宝するので、粗熱が取れたら瓶詰め保管しておいて、軽食や、コーヒーのお供にする時も罪悪感が薄くてありがたい。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る