第3話 パンツから病院送り
「ねぇ
「はい! 助かります」
「じゃあお昼休みに、昼食を
学校に来て浅い彼女はまだ校内のことをあまり知らないため、学校案内をすることにした。まぁ、あの日の昼休みの騒動を密かに見ていた担任から仲良くなったところを見られていて、案内するよう頼まれたのも1つの理由だ。
〈昼休み〉
「
「ニンニクは流石に入れてないと思うぞ。学校用だし。そういえばお前、餃子好物だったよな」
「あぁ、パリッとするハネ付き。何といってもジューシーなのがいいよな」
昼休みになり、今は昼食をとっている。今一緒に話している
「
「うん。私あまり食べないから」
「なんか女の子らしくて可愛いね。あたし部活入ってるからさ、お腹空きやすいの」
「部活って何やってるの?」
「
「凄い! 格好いいね!」
(この次、校内案内あるから時間ある内に早く食べ……あ、ミートボールが)
僕が食べようとして落としたミートボールを拾おうと、机の下を覗く。すると、
(パパパッ! パパパッ! はぁはぁ、はぁ やばい胸が!)
パンツという言葉すらまともに言えない程に、いきなりのアクシデントに驚き心臓発作が起きる。
気を失う寸前見たメーターは、80よりも高くなっているのが見え、そのまま気を失うのだった。
☆☆☆
「? やけに落としたミートボールに手間取ってるな。どうした?おい。返事しろよ! おい! くそ、メーターは…… !?
「どうしたんですか? そんなに慌てて」
「救急車を呼んでくれ! 呼吸が止まってるんだ早く!」
「なんで……そんな……」
僕の異変に気づいた
「一応警察も呼びました。原因が分からないので」
「あ、そうか。転校してきたから知らないんだよな。
両親が心配しながら来てくれたことは、今でも覚えている。こういうことは、前にもあったから安心させたいけど、こればかりはどうすることもできない。今日もベッドで横になっているが、扉からノック音がしたので返事をする。すると、入ってきたのは心配してきてくれた友達だった。
「元気そう、というのは変な感じか?」
「良かった〜。ちゃんと生きてますよね?」
「だ、大丈夫……なの? べ、別にそこまで心配とか、じゃないんだからね!」
「来てくれてありがとう。嬉しいよ」
「たく、心配させんなよな。俺たちいなかったら死んでるぞ多分」
「本当ですよ! すごい心配してたんですから。特に
「ちょっと! 何言い出すのよ!」
「なんでも、
「恥ずかしいから言わないでって言ったじゃん!」
彼女達にも心配させてしまったので謝るが、「心臓が弱いんですよね?
僕の元気そうな姿を見て安心した後、病室から皆出て行った。僕は安静にして早く治そうと毛布をかけ寝ようとする。すると、部屋の外から誰かが転ける音がし、「あう〜」と呻く
この時に思ったのは、何にもない所で転けたのだろうか? と自分よりも、最近できた友達の心配してしまう僕なのだった。
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