第2話 そんなこんなで…

「そんで、今日は何するん?また今日もなんもせんまんまダラァってするん?」ロシア美女、もといイザベラ・ガガーリンは相変わらず辛辣だ。そんな物言いをされたら部長も黙っていない。「そんな言い方はないだろ?その通りだ!みんなでダラダラしよう!」パイプ椅子に座って左右に揺れながら部長は答えた。

 ちなみに僕たちは部長も含めみんな1年生だ。僕とシェパード系の高島孝太郎たかしま こうたろうはA組、イザベラとロボットのUK5(ユーケーファイブ)はB組、そして部長はC組だ。

「でも全然まともな活動できてないよな。依頼が来たと思ったら全部ひやかしだし…」孝太郎は耳をピクピクさせながら言う。この部は悩み相談やお手伝いなど、あらゆる依頼を請け負おうという趣旨のもと作られたのだが、この「アスナロ防衛隊」という名前のせいで完全にナメられる結果となっている。

「別にいいじゃないかロボ、それくらい平和だってことだロボ」「いや、ただ単に私らが信用されてないだけやろ。本気で悩みを抱えてるような人が私らを頼るわけ…」


「あの…」


そのとき、鼓膜を揺るがすか揺るがさないか絶妙な声と共に女子生徒が顔を出した。

「ワオ!存在感うっすーい!」「部長、初対面の人にそれは失礼だぜ?」女子生徒に指を指す部長と、なだめる孝太郎。珍しくまともな依頼が入りそうだ。

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明日に成ろうよ ヒナタジャンクション @Hinata-Junction

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