第78話 目覚め
まるで水の中を
そっと目を開けるとぼやけた
「…生きてる。」
「「ヴェルデ!!」」
良く知った少し
「目が覚めたのか!
「良かった! 気分が悪かったりしないか?」
俺の目覚めに気付いたジェミオとアルミーは
「ああ、大丈夫だ。ジェミオ、アルミー。気分も
そう答えると二人は
「あのさ…! あ。」
二人に礼を言おうとしたその時、
"ヴェルデ、待ってたよ! おはよう! お帰り!"
「ぅぶっ。」
転移で腕の中に飛び込んできたゼーンが、そう言って
俺は
「っ、待て、ゼーン。解ったから。ちょっと舐めるのは止めろ。返事も出来ない。」
"ああ、ヴェルデごめん。嬉しくって。"
両脇を持たれてぶら下がった状態のゼーンは、変わらず
俺はゼーンをそっと下ろして感謝を告げる。
「いや、喜んでくれてるのはしっかり伝わったよ。おはよう、ゼーン。そしてただいま。
"うん。オレはヴェルデの相棒だからね。"
ゼーンが『当然!』と言わんばかりに目を
その姿に
「ああ、これからも
"まかせて! オレがんばるよ! オレの方こそよろしく!"
「お互いにすっかり
俺達の
「まあね。これからずっと一緒なんだ。
俺はそう答えると、さっき言いかけた事を
「二人には心配かけたうえに、
「確かに心配と
「今回みたいなのは、二度目は
俺が頭を下げると、二人は俺の頭をわしゃわしゃと
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