第77話 眠り
「すまんな。ありがとう。」
頼みを
「まあ、
「ああ、ついででも、気が向いた時でも
俺が何となく
爺さんと
俺は口にしなかった誓いを胸に刻んだ。
そして互いに少しの間
「もう身体と魔力も
そう言われて時間の流れを意識する。
「あ、そう言えば現実ではどのくらい経ったんだっけ?」
「お前が私の元に来て四日。
俺の疑問に爺さんが回答をくれる。
「あの地獄の様な日々の出来事が実際には四日か…長かったのに短かったなんて変な気分だ。」
「もしお前が望むならまた
爺さんが俺の頭に手を起きながらそう言った。
「そうだな。
そこまで口にしたところでジェミオとアルミーの言葉を思い出す。
『逆の立場だったらどうした?』
『マルゴの町やギルドの連中は、お前を教え育てた家族みたいなもんだろ。もっと周りを信じて頼れ。』
『ヴェルデの無茶をみんなが心配しているって解ったならそれでいいさ。』
そうだ、皆謝罪なんて望んでない。
「どうした。何かあったか?」
「いや、またやらかすとこだったなと思って。…起きたら皆に礼を言うよ。」
「…そうか。良い
俺の返事を聞いた爺さんが全てを理解したのか、俺の頭に
「ああ。本当に。」
本当に俺の周りは優しい人達ばかりだよ。
いい加減待たせっぱなしは
俺も早く皆に会いたいし。
「爺さん、俺とっとと寝るわ。起きたらまた話し相手してやるよ。」
そう言って俺は
「そうだな。うっかり
爺さんが
「
そう答えて目を閉じると、
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