第66話 憂いを絶つ
「教えることは出来ん。」
頭上からの答えに身体が一瞬
俺は頭を下げたままもう一度頼んだ。
「お願いします! 俺に制御の方法を教えてください!」
「無理だ。」
にべもなく返された言葉に思わず頭を上げる。
「どうして!?」
「出来ぬものは出来ぬ、それだけだ。」
突然の取り付く島もない様子に
「見ろ。そのような
「ほう、一応は押さえたか。だがこの程度で乱れるようでは話にならんな。
「赤ん坊だって、成長して歩くようになるんだよ!」
さらに
「大口を
鼻で笑う態度に
…もういい、あんたなんて当てにしない。
「うるさい! そんなに気に入らないなら見なきゃいいだろ! 俺の
「言っただろう、制御を完全にするまでは、お前を
「くそっ!
その場を飛び
走り回り、ぎりぎりで避けながら、追加の
「ぐわっ!」
「あ゛っっ…、ぐっ、ぐぅっ。」
転がった先で
痛みで完全に動きの止まった俺に対し、
「
言い終わると、俺の頭よりも大きな魔力弾を作り出した。
「っ!」
俺は
あれをまともに食らえば、俺は間違いなく消し飛ぶ。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」
俺は全ての感情と魔力を一つにして放った。
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