第61話 家族 (side ジェミオ)
“うん、助けるのなんて当たり前だよ。だってヴェルデが大好きだからね。オレに「ゼーン」って名前もくれたんだ。相棒で家族で弟だって。”
感謝を告げると、
「そうか。俺はヴェルデの
“ヴェルデの? うんオレ、ゼーン。アニキブンって良くわかんないけど、家族ってこと?”
「そうだよ。俺はアルミー。俺もヴェルデの
“そっか、オレと一緒だ。じゃあ、ジェミオとアルミーもオレもヴェルデの家族だね。”
「ああ、そうだ。それにヴェルデには他にも町に
アルミーの説明に納得した
“ヴェルデも知らない家族? 難しいけどなんか面白いね。でもそれならヴェルデが大好きな人族が沢山いるってことだよね。ヴェルデもみんなのこと大事だって。いつも支えて助けてくれるみんなのこと守りたいって。だから生きてみんなのところに戻るんだって頑張ってたよ。”
軽い気持ちで言った言葉に、予想もしていなかった答えが返ってきて俺の方が驚かされた。
この真っ直ぐさは、ヴェルデにそっくりだ。
“
俺達のやり取りを
“
我が子を
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