第185話 降り注いだ血の色
俺は人の血を浴びるのが好きだ。
それは自分でもわかるほどエスカレートし、今日はついに拳ではなく刃物を持ち出した。
このために近づき友人になった気弱な男。
その男を背後から切りつけるが――降り注いだ血の色がおかしい。
呆然としながら鏡を見ると、俺は全身綺麗な緑に染まっていた。
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