第184話 気づかせた

妻と共にいつものように起床し、朝食後に出勤。

何日も続くこの生活に僕は満足している。


なのにそれは通りすがりの男が妻に「君死んでるよ。気づいてないの?」と言い放ったことで終わりを告げた。

妻は消え去り、僕は男を何度も何度も全力で殴る。


気づかなければずっと一緒にいられたのに。

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