二章 過去 七月二十八日 巻田智輝
満月「翔太たちは、まだこないのか?」
智輝「あの化け物がいるんだ、慎重に来てるんだろ。もう少し待とう。」
美琴「あっ奈菜ちゃん、、でも翔太君がいない」
奈菜「殺されたよあの怪物に・・・」
満月「嘘だろ、、」
奈菜「私だって信じたくは無いよ、」
智輝「もう死人がでてるんだ、こんなところにいてしょうがないこの旅館から出る方法を探そう。」
美琴「こんな時に出歩くのは、危ないよ、、」
智輝「美琴たちは、ここで待っていればいい、俺は、図書館の方を探してくるよ」
満月「僕も探してみるよ」
智輝「決まりだな、美琴たちは、ここで待っていてくれ。」
美琴「そんな・・・・」
多少強引だが俺は、レストランを出て図書館に向かう。この旅館から出る手がかりが見つかればいいのだが、、
数分後、図書館に着いた俺は、旅館から出るてががり探す。すると一冊の気になる日記を見つけた。
智輝「なんだこの日記?」
古びた日記:OOOO年四月四日XX裁判所設立これが私の職場だ
OOOO年七月十八日殺人事件の犯人の少年に死刑が言い渡された、まさかこの歳の子がこの様なことをするとは、
OOOO年七月二十八日少年の死刑が実行された、これで被害者は、報われるだろうか
OOOO年八月七日あの殺人事件の犯人が新しく捕まった、まさかあの少年は、冤罪だったのか、もう死刑が実行されたばかりなのに
OOOO年八月十六日少年は、無罪なのに死刑が実行されたことにより裁判所の批判が集まった、もうこの裁判所は、もたないだろう
OOOO年九月九日沢山の批判により私の予想どうりに裁判所は、取り壊された、しかし誰かが裁判所を買い取って旅館にするらしい
日記は、ここで終わってる、、
智輝「まさか!!」
日記を読み終えた俺は、推測をたてる、、
あの怪物は、冤罪で死刑にされた子なのか?でもそれが分ったからってここから出ることは、できるのか?深く考えても仕方ないとりあえず満月たちに伝えとくか、
スマホを取り出しLINEを開いた。
智輝:ここから出る手掛かりかは、分からないけど一個分かったことがある
満月:なんだ?
智輝:あの怪物は、冤罪で死刑にされた霊かもしれない
満月:霊ってそんなんありえるのか
奈菜:あの都市伝説は、ぬいぐるみに霊を宿すやつなの
満月:じゃあ、本当に
LINEで会話をする中入口の方から物音が聞こえた。まずいあの怪物だ俺は、今の状況LINEで伝える。
智輝:やばい怪物が来た!!
満月:本当か
智輝:ああ、上手く撒いてレストランに向かうから満月も戻ってきて
満月:分かった、けど気をつけろよ
智輝:大丈夫、心配するな
スマホをスリープ状態にして全神経を集中させる。
大丈夫俺は、死なない。大丈夫だ。
怪物の隙をついて図書館から出る。しかしあと少しのところで転んでしまった。
智輝「しまった・・・・」
やばいやばいやばい何してんだ俺!!まずい怪物が来る!!
ノンタン「みーつけた」
怪物の腕が変形し俺を物凄い力で掴む。あー俺も翔太みたいに殺されるのか、いや最後の悪足掻きだ、俺は、怪物に揺さぶりをかける。
智輝「なあ、そんなに人間が憎いのか?」
ノンタン「なんだよ急に、命乞いか?でも特別に答えてあげるよ」
なんだ以外に乗ってくるじゃないか、よしこのまま話をつづけて隙をついて逃げ出そう。
智輝「答えてくれるんだ。」
ノンタン「憎いさ。僕はあいつらがいなければ、もっと生きてられたのに」
智輝「あいつらって裁判所の人たち?」
ノンタン「どうしてお前が知っているんだ!」
怒りだした、怪物は、俺を掴む手に力を入れだす。うっ、、内臓が破裂しそうだ。何度か吐血し意識が朦朧としだす。もう死んじゃうのかな俺、死ぬのは、やだなもっと生きていたかったな生きて楽しいとこ一杯したかった。
俺の願いは、叶えられずに無惨に散っていった。
ノンタン「人間なんて憎いだけなんだ、僕の人生を奪ったやつらが!!」
二章 過去 終
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