第58話

 時は少し遡さかのぼる。


 依頼を受けた俺達は馬車で田舎村に向かっていた。


 町を出て既に3日目、予定では今日の昼過ぎには目的の田舎村に着くだろう。


 しかし、向かう先は本当に田舎だった、商人はまだしも旅人すら出会わない。


 現れるのは獣と魔物だけ……

 そう今回の道中はオオカミやクマ以外にもなんと魔物が出た。

 大型犬サイズの兎だ、初めて遭遇したがら額から鋭い一本の角の生えた魔物だった。

 動きも素早くあっという間に鋭い角を向け突撃してくる。刺されたら危険だ。というわけで俺が対応したんだが、でもこいつ、木の多い森での倒し方は実に簡単だった。


 突撃してきた兎を避けるだけ、後は勝手に木に突き刺さってぷらーんと動けなくなるお間抜けさんだった。かなり拍子抜けした。


 これなら俺じゃなくても妻たちでも十分討伐できただろう。


「ふむ」


 魔物は討伐すると魔石とドロップアイテムへと変わる。こいつは鋭い角に変わった。


 オオカミやクマは俺の魔法。紫炎で焼かないとそのまま残ってしまうが、魔物はそれ以外残らないので楽だった。


 魔物は何故魔石になるのか? 実はよく分かってない、この世界が異物(不要な生物)を排除しようと意図的に発生させている駒とか、人類への試練と、その報酬を与えてくれているとも言われているが、定かではないが俺は前者だと思っている。


 この世界からすれば、意志を持って好き勝手にやっている人類は害虫以外何ものでもないだろうから。


 でもあれだ。胸元が大きく開いた服装に着替えたエリザのおっぱいはすごかった。


 小剣を横に振り抜くたびにおっぱいが大きく弾み開いている胸元からばるんっと飛び出すのだ。


 でもエリザはそんなもんだと割り切っていたのか、戦闘が終わるまでそのままやり過ごし、戦闘終了後に俺が声をかけてから、気づいたようにおっぱいを元の位置(服の中)に戻していた。


 俺はそんなエリザを、戦闘に早く慣れようと必死になっていて余裕がないのかと心配してみれば意外な答え。


 彼女は貴族令嬢時代(王女になるための王女教育を受けていた時期)は着替えから何から周りのメイドに全て任せなければいけなかったから、変に胸元の開いた服装をしてしまっていたからその時のクセで、おっぱいを晒していようが、俺に言われるまでメイドに戻して貰えばいいと勘違いしてしまったらしい。恥ずかしそうに顔を赤くしていた。


 でも俺的には目の保養になるので「眼福だったぞ」と褒めてあげたら「それでは、また頑張ります」という謎の答えが。首を傾げた俺だが、その答えはすぐに分かった。


 エリザは次の戦闘でも同じようなことになっていたのだ。戦闘終了後、今度はにこりと笑って元の位置に戻していた。ありがとうエリザ。君は俺の癒しだ。


 はぁ……でもないくら認識阻害をつけているとはいえ心配は心配(クローは気付いていないが、クローが付与した認識阻害は超強力。人族程度では全く認識できない。どれほどかというと、エリザが街中で全裸で立っていようが、気づかれないほどのチート効果がある)。


 いっそのこと聖域結界のような空間を遮断するような結界を考えた方が良いかも。ゲームのような別空間で戦闘を行うようなそんな機能がある結界なんかでもいいな。


 ただ規模が大きくなりそうなだけに、失敗したらとんでもないないことになりそう……

 まあ、これはゆっくり考えていくとしよう。


 あとは、マリーも動きがかなり良くなっていた。俺が与えた装備に慣れてきてるともいえが、すでにこの辺りの獣程度ではマリーに擦り傷一つ付けれないだろう。それくらい実力の差がはっきりとしていた。


 そして今回、小柄なマリーはやっぱり癒し担当だと改めて思った。

 マリーのちっぱいも良くみれは小さくぷるぷる揺れている、その揺れが眺めていてとても心地よい。


 彼女たちは戦闘をしていたのに、俺はエリザのばるん、ばるん、に癒され、マリーのぷるぷるに心がほっこりと癒されたよ。


 そんなことで道中の夜は激しくなった訳だが、エリザもマリーも俺が暴走さえしなければ夜の営みも好きだと言ってくれた。


 うれしいね、肌を重ねた分夫婦仲も良くなるし、彼女たちの魔力も上がっていく。いいことだらけ。


 こんな旅は悪くない。


————

——


 馬車での移動中。使い魔の卵が孵化した。


 ただ孵化してくれたのはいいが俺がやってしまった。俺が魔力を注ぎ過ぎて……


「ズックはまん丸のふわふわで気持ちいいね」


 マリーが膝の上に抱えて抱き、気持ちよさげに寝ている小さなフクロウを撫でている。


 孵化したのは使い魔は黒フクロウ。名前はズック。俺が名付けた。


 夜の忍者と呼ばれるあのフクロウだ。生後1日。主に夜の偵察が得意なはず。


 俺が魔力を注ぎ過ぎてコロコロのまん丸姿で生まれてきた。この身体で役に立つのだろうか?


 妻たちはズックの一本線のようなお目目が愛らしいのだと言うが、俺が指示を出していないし、やることないから寝てるだけだと思うが、まあいい。


 ズックの指導はラットに任せてるとしよう、ズックはコロコロしてて動きも遅いが、ラットならなんとなしてくれるだろう。


「あら、そういえば思ったのですけど大丈夫なのかしらフクロウってたしかネズミを食するんですよね……?」


 エリザが頬に人指し指をあて心配そうにズックを眺めた。


「それは大丈夫だ。ズックは使い魔だ。使い魔は本来俺の魔力だけで十分生きていける。何か食べる必要はないんだ。まあ、ラットにはお気に入りのチーズを与えてるがな……」


「そうなのね」


「ああ、それにな。ラットはこう見えてズックより遥かに強いぞ」


 エリザが吃驚して目を見開く。どうやらエリザにとってラットは可愛いペット的な感覚だったようだ。何度も守ってもらっているのにな。


「そうだったのね。ラットごめんなさいね。変な意味はなくて、ただ心配してただけなのよ」


 ラットはエリザの声にプイッと顔を背けると俺の頭までかけ上がった。


 ラットに嫌われたのがショックだったようで、エリザが肩を落として俺に寄りかかってきた。


「ラットも本気にしてないから、心配なら後で大きなチーズでもやると喜ぶぞ」


「はい……そうします」


「クロー! エリザ! ほら、あそこ見て! 村っぽいのが見えるよ」


 ズックを抱いたままのマリーが、森の奥に向かって指差した。


「まあ、ほんとだわ!!」


「やっと着いたか」


 それからしばらく馬車を走らせると確かに村があった。

 簡易の小屋みたいな家が30軒ほど見える。


「さて、門番らしき人は……見えないから勝手に入るか」


「そうね。でも無用心なのねこの村」


「エリザ、ここはな。田舎過ぎて人が寄り付かないから、大方魔物避けだけ置いてあるんだろう……お、いいところに。エリザ見ろ、村の所々で煙が上がってる。あれがそうだ。この辺りでも少し臭うだろ?」


 村を囲むように一定の間隔をあけて煙が上がり村全体にも獣や魔物が嫌う草の香りが漂っていた。


「まあ……本当だわ」


 エリザはこのことに驚いていたが、マリーは魔物避けのことは知っていたのだろう、煙よりも来たことのない村の中を興味深そうに見渡している。


「誰も外に居ませんね、どうしてかな?」


「昼食だろう、気配はある……」


「そうね、声は聞こえ……」


 エリザはそこまで言うと顔を真っ赤にした。直ぐにマリーも真っ赤になった。


 どこの家からも激しくハッスルしている声が聞こえてくる。


「むむ!? こんな真っ昼間から何事だ。けしからん……けしからんぞ」


 通り過ぎる家々の窓辺りをじっと凝視ししつつ俺は大きな木のある家に向かって馬車を進めた。


「っ!?」


「急にどうしたの? クロー」


 俺の顔色を見て首を傾げるエリザに、


「ひ、昼間からはダメだよ」


 ちっぱいを両手で隠しつつ俺に視線を向けてくるマリー。


「違うんだ……」


 大きな木のある家は直ぐに見つかった、見つかったのだが、その家の中から悪魔の気配がする。


「この家がタゴスケの家だと思うが、中に悪魔がいる」


「「っ!?」」


「二人は念のため村の外まで避難していてくれ……あとはラット頼むな」


『主……任せて』


 ラットは機嫌よく俺の頭から飛び降りると、小さな前足を器用に使って馬車の手綱をとった。


 それを確認してから妻たちの頭を軽く撫で俺だけが御者席から飛ぶように降りた。


「クロー。気を付けてね何かあったら、すぐに逃げてくるの」


「無理しちゃダメだよ」


「ああ、無理はしないさ」


 妻たちは足手まといになることが分かっているか、それ以上は何も言わない。


 でも妻たちは俺が見えなくなるまで心配そうな顔をしていた。

 そんな顔をさせて悪いと思いつつも自分が心配されているかと思うと少し心が温かくなった。


 ――さて、いつまでもこうしてはいられない。早く用事を済ませて俺は………ん、何だっ!? 

 悪魔が二体になったぞ、どういうことだ!!


 俺は気配を殺し小屋のような家の引き戸を少し開け覗きこんだ。


 ――ぬっ!


 家の中に、おっぱいのデカイいや……あれはもうおっぱいじゃない、乳だ。そんなサイズの女悪魔と、バリッとしたイケメン悪魔が見えた。


 ――ちっ、悪魔にもイケメンがいるのかよ。


 心の中で悪態をつきつつ耳を傾けるが、


「………………諦めて…………。……戻りますよ」


 その声が聞き取りづらい。イケメン悪魔の周囲には、なにやらジャミング魔法っぽい何かが展開されているらしい。


 ――ふむ、どうする……む!?


 状況が掴めず、どうするべきか思い悩んでいると、突然イケメン悪魔が女悪魔の片手を強引に掴んだ。


「いや…………。…………さい」


 ――これは……痴話喧嘩か? 強引な行いは良くない……が、痴話喧嘩なら俺が首を突っ込むべきじゃないな。


 俺がそう結論つけようとしたところで、


「ダメ…………」


 イケメン悪魔が何やら魔法を使うようだ。莫大な魔力の渦が見える。


 ――ほう、これは……ゲートか?


 一方の女悪魔の方はイケメン悪魔に手を握られているのだが、そのイケメン悪魔のことが相当嫌なのか? 首まで振り暴れ始めた。その途端、


 ――むっ!?


 イケメン悪魔の握る手に力が入るのがみえた。


 ――それはちょっと過剰ではないか。


「痛い………………」


 案の定、女悪魔の瞳に涙が浮かび上がっていた。女悪魔の涙なんて初めて見てが、その女悪魔が泣いている。


 ――……おいおい。


 俺の脳裏に女は護るもの、泣かすものじゃないと偏った記憶が流れてきた。そうだよな。


 ――いくらイケメンでも女は泣かすものじゃないんだぜ。


 気づいた時には、俺は一歩踏み出していた。まだイケメン悪魔は俺の存在に気づいていないが、動いてしまっている今、時間の問題だろう。今更後には引けない。


「……っ、……、…………済み…………、…………しばらく辛抱………………い」


「いや、………………うっううっ……」


「…………素直に……様の申し出を……ぐっ!?」


「やめろ、泣いてるだろが!」


 咄嗟にイケメン悪魔のその手を捻り上げ、その手を女悪魔から引き離した。


 イケメン悪魔が凄い形相でこちらを睨んでくる。なかなかの威圧。しかも、


 ――む!? こいつ、なかなか力が強い。


俺も負けじと握る手に力を込める。


「ぐぅっ、お、お前は誰だ!!」


「俺はクローだ」


「クロー? 知らんな……。だがその気配……お前悪魔か!?」


「だとしたらなんだ」


「邪魔をするな。私はお嬢……「はい、は~い、決めた。決めちゃったよぉ」」


 俺との会話を遮られたイケメン悪魔は声の主である女悪魔の方を見た。釣られて俺も女悪魔の方に目を向ける。


 女悪魔は水着みたいな露出の高い服を着ているのだが、如何せんおっぱい、いや、乳がでかすぎて全く色気を感じない。


 その女悪魔が、腰に手を当て「えへへ」と楽しげに俺を見て笑っている。なんだか嫌な予感がした。


 急に悪寒が走り背に大量の汗が吹き出し滝のように流れ伝う。


「あたし、クローの配下になります」


「お、おい。お前何を言って……」「お嬢様!! それはなりません」


「権力行使だよ」


 緊張感のない可愛らしい声が、女悪魔の口から聞こえてきた。俺の知らない言葉だが、俺にとって良い言葉には聞こえなかった。


【*権力行使強制*ナナはクローの配下になった】【*エラー発生*配下と格が同位【*エラー強制修正**強制徴収*昇格に感情値20万カナを徴収・クローはランク第9位に昇格した】


——はあ?


【第9位に昇格により、新たにスキル状態無効を取得した】

【尚、次年度納値が20万カナとなり、配下分合わせて30万カナの納値が必要となります】


 俺の頭の中に悪魔の囁きが駆け足ぎみに流れた。


 ――な、なんだ。今のは。ランクが9って聞こえたが……


「お嬢様……今……け権力行使…………されたので……すか……」


 そのことについて考える間もなく、俺はもっと気になる、イケメン悪魔の口から溢れた言葉を拾った。


 ――お嬢様、だと?


 俺はその場から逃げ出したくなった。捻り上げていた手もそっと離す。


 力なく呆けるイケメン悪魔を前に、1歩、また1歩と後ずさる。絶対面倒くさいことになるそんな予感がしたのだ。


「えへへ、そうだよ。なのであたしは悪魔界には帰りません。セバス一人で帰ってね」


「なんということだ……」


 先程まで泣いていた女悪魔はどこへ行ったのか、今は打って変わってにこにこと笑みを浮かべながらショックを受けて呆けているイケメン悪魔に近づきドンッと突き飛ばした。


 突き飛ばした先にはイケメン悪魔が発動し、既に展開されていたゲートがあった。


「へっ!? ……お、お嬢さまぁぁぁぁ」


 イケメン悪魔がゲートに吸い込まれどっか行ってしまった。


 ――おいおい、なんだこの展開。


「ねえ、そこのクローさま?」


 俺は腰を振ってるタゴスケに顔を向けた。


「違うわよ! あなたよ。あ、な、た。あたしは、あ、な、た、の、配下よ。つまり部下よ部下。分かる?」  


「ちょっと待て、何でお前が俺の部下になるんだよ」


「お前って何よ。あたしはナナだもん。あ〜もう手の掛かる上司ね……いいですか?」


「何だよ」


「それはもちろんあたしが権力のスキルを行使したからよ」


「はあ? ますます意味が分からんわ」


「ん〜詳しく言えないけど、これはあたしたちの種族にある血統スキルってヤツね。言った言葉に意味を持たせるの」


「はあ、なんだよそれ無茶苦茶だな」


 所望魔法でほぼなんでもできる俺が言えた義理じゃないが。そんなこと関係ない。俺は良いが相手にされるのはイヤなんだよ。


「チチチッ、そう思うよね。でもこれにはちゃんと制限もあってね、相手に利益がないと行使できないようになってるの。つまりこちらが不利益になるってわけね。だから、あたしがこのスキルを使うことはないと思ってたけど……ああ、よかった〜」


「それでも横暴だ。理不尽だろうが……」


 俺は部下なんて面倒なもんはいらん。こいつお嬢様なんて呼ばれていたし、この先面倒にしかならんだろ。


「またまたぁ〜。クローさまは超可愛いあたしという配下ができたのよ。良いことでしょ? クローさまにとって利益になったんだよ、だから行使ができたんだから」


 ナナが腰に手を当てモデルのようなポーズをとるが、乳がデカすぎて全然、全く何とも思わない。


「俺は別に部下や配下なんていらなかったんだよ。それに、そのおっぱいだ。お前のそれもう、おっぱいとは言わない。牛と同じ乳だ。乳をぶら下げてるような女を可愛いとも思えんわ、ふん」


 女は護るものと思っていたが、これはこれである。

 勘だが、俺にはこの女悪魔が疫病神にしかならないと思えてならない。

 ここで別れなければまずいことになるだろうと本能が訴えてくるのだ。


「むきぃー!! あなた失礼よ。これはそこの男が……あは……そうだわ。えへへ」


 またもや背中にゾクリと悪寒が走った。女悪魔のナナが悪戯っぽい笑顔を俺に向けたかと思えば、みるみるうちに、ムチムチ色っぽい体形へと変貌した。


 俺の好み、どストライクの体形である。俺の求める理想の癒し体形に。


「なっ」


 俺は何も言えなくなった。


「おお! むふふ、その顔は……ふふん。満更でもないよね?

 ほら、どう、あたしはあなたの配下だよね。クローさま?」


「だ、だから、何で俺なんだよ。他にも……」


「ん~勘だよ。あたし超直感ってスキルがあってね。勘だけはいいんだから。えへへ」


 ナナが腰に手を当てモデルのようなポーズをとる。今度は先程と違い胸の奥からムラムラモヤモヤが湧き上がってくる。


「ぐっ……」


 ――これは、罠だ、手を出したら負けだ……ぬぐぐっ!! そうだ、こいつは後輩だ、職場の後輩と思えば……まだ……


 小悪魔みたいな悪魔ナナが勝手に配下になった。



 ――――デビルスキャン――――――

【所属】悪魔大事典第29号 

【 格 】ランク第9位↑ 納値30万カナ↑

【悪魔】ナンバー960

【名前】クロー

【性別】男性型

【年齢】23歳 

【種族】デビルヒューマン族

【固有魔法】所望魔法 

【所持魔法】悪魔法

 攻撃魔法 防御魔法 補助魔法

 回復魔法 移動魔法 生活魔法

【固有スキル】不老 変身 威圧 体術 信用 物理攻撃無効 魔法攻撃無効 状態異常無効new


【所持スキル】デビル系汎用スキル

【契約者】エリザ マリー 

【所持値】1,193,300カナ↑

【使い魔】ラット(ネズミ) ズック(フクロウ)

【配下】第10位悪魔ナナ(禄10万カナ)

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