第52話

 倉庫に入ると更に30人ほどの男に取り囲まれた。

 ガラが悪い厳つい男ばかりだ。この人数差だ、その勝ち誇った態度は、明らかに俺を見下し、妻たちには舐めるようなイヤらしい視線を向けている。

 とはいっても俺が与えた装備を身に付けているんだ。妻たちの身体は認識されていないだろう。だがしかし。


 ――俺のエリザとマリーにゲスな視線を向けやがって……不愉快だな。


 この人数だが、俺は気配で分かっていたことなので別に驚くほどのことではないのだが、妻たちは違う。

 二人は身を小さくして俺に身体を寄せていた。少し涙目になっている妻たちを可愛いと思いはするも、このような状況が良いわけない。


「で、俺たちに何か用なのか?」


 俺は中央にいる、見た目がキザったらしい男に問いかける。

 その男は、サラサラ髪を何度もかき揚げ、嫌な笑みを浮かべている。


 ――ほう。こいつも悪魔か……


 そのキザったらしい悪魔(人化してる)がニヤリと口角を上げたかと思えば、一歩前に出てくる。


「いやぁ、困るんだよな」


「……」


「余計なことをしてもらうと……僕にも計画があるからな」


 キザ悪魔(人化している)がやれやれといわんばかりに首を小さく振った。


「お前の計画など俺たちには関係ない。不愉快だ」


「へえ、この人数を見てもビビってないのか。言っておくがこいつらは元BランクやCランクの猛者(ハンター)だ。

 まあ、たかだかDランクのハンター如きのお前たちでは逃げることもできないと思うがね。ああん?」


 ――……こいつ、俺が悪魔だと気づいていないのか……? もう少し様子を見るか。


「何が言いたい……」


「なぁに、ちょっと痛い目にあってもらおうと思ってな……怖いか? 怖いだろう。ほらほらどうした、助けてほしいか?」


「はあ? 何がいいたい? 意味が分からないが……」


「はぁ。だ、か、ら、この状況から助けてほしいか? と聞いているんだよ。お前バカか」


 ――なんだこいつ。ヤツがこの状況を作ったというのに……助けてほしいかだと……助けて……ん? 

 ……ああ……なるほど、こいつは悪魔だったな。


 そこで俺はピンときた。キザ悪魔(まだ人化している)はここから助けるという理由で俺たちと契約を結び、対価を取ろうと考えているのだろう。悪魔規約すれすれのグレーゾーンを利用して。


「そうか。必要ないな」


「チッ、人が下手に出てやりゃあ調子に乗りやがってっ。

 もういいお前らヤレッ! おっとただし、まだ殺すなよ。殺さなければ何をしても構わん……女は……そうだな、そのアホな男の目の前で犯してヤれるいいっ。ケヘヘ」


 キザ悪魔の指示に、周りの男たちから歓声や雄叫びが上がった。中には何やら妄想したらしく、興奮して股間をこんもりと盛り上げている奴もいる。


「ああん? 怖くなったか? まあ気が変わったら、頭と両手を地面に擦りつけて命乞いでもするんだな……

 まあ、そうしたい時に、お前の両手が残っているかは分からんがな……ケハハハッ!」


 キザ悪魔の合図で、ガラの悪い男たちがニヤけたツラを晒し、刃を剥き出しにした長剣を片手にぶらぶら揺らしながら、ゆっくり歩を進めてくる。


 男たちの顔にとってはいつものお楽しみタイムなのだろう。

 自分たちに都合の良く、すでに勝ちを確信している男たちは、ゲスな想像でも膨らませているのか、ニタニタしながら舌舐めずりまでしてみせている。


「「クロー……」」


 不安げに呟き俺を見上げてくる妻たちの俺の身体を掴む手には力が入っている。


「大丈夫だ。俺に任せていろ。すぐに終わる。ラットすまないがエリザとマリーのことを頼む」


『あるじ……おっけー』


 俺の胸のポケットから飛び出したラットは、俺に命令されて嬉しそうに、くるりっと宙返りをするとエリザの頭上まで駆け登った。


 クローは気付いていない。クローが与えた装備品は規格外だということに。


 ここにいる男たち程度の実力ではエリザとマリーに指一本すら触れることなどできないことに。

 だが過保護なクローがそのことに気付くことはない。


「ぎゃはは、おいっ、あいつ。なぁにが俺に任せていろだ。格好つけや……「ふんっ」」


 まずは下品に笑う男たちの中で一番汚ならしく股間を立ててがに股で歩いていた男の横ツラを軽く一発叩く。


バキッ!

「へぶしっ」


 その男はあり得ない速度で横回転。ギュルルッとすごい速度で回った後に地に伏した。


「何やって……「ほらよ」


 次に、その男に何かを叫ぼうとしていた男の前まで素早く移動してから鳩尾に一発入れる。


ボフッ!

「ぐぇぇぇ…………ろろろろろ……っ!」


 その男は身体をくの字に曲げると同時に、口から滝のように汚物を撒き散らしすとグルンッと白目を剥いて倒れた。


「お、お前、汚ねぇ……ガハ……ッ!!」


 更にそいつの隣で叫んでいた男の頭を掴み汚物が広がる地面へと叩きつける。


「おいおい、何してんだこっち飛ばすな、汚っ……」


 更にそのまた隣の男には、顎を右手で叩き脳を激しく揺らしてやる。


「ほらよ」

「アガッ」


 脳を揺らされ強い衝撃を受けたその男は口から泡を吐き、糸の切れた人形のようにカクンッと膝から崩れ落ちた。


「ど、どいうことです……?」

「ほぇぇ……ボクにもわからないや……」


 妻たちには、クローの姿は捉えきれず、男たちがバタバタと勝手に倒れていく何とも不思議な光景に見えていた。


「ど、どいうこ……ブヘッ」

「ちょ、ちょっとま……グボッ」


 それは当然ガラの男たちにもいえることで、仲間が白目を向いたらゲロを吐いたりと、次々と倒れていく様に戦慄を覚えていた。

 

 そして十秒も経たない内に、


「な、な何なんだ。お前は……」


「……さあな」


 立っているのは男はキザ悪魔(まだ人化している)と、マッチョ悪魔(まだ人化している)だけとなっていた。


「くそっ! 何のために人族を使っていたと思ってるんだ。くそくそっ!! これだから人族は役立たずなんだよ。

 おいっ! ガラン。お遊びは終わりだお前がやれっ!!」


「えっ! 兄貴……俺っスか? 俺、手加減できないっスよ」


「殺すのはダメだ。規約に引っかかる。なぁに、息さえしてればいいんだ……その後に、勝手に死ぬ分には規約に触れない……簡単だろう? 

 分かったら、そこだけ気は付けてやれるんだ。でないと僕の計画が狂うからな……」


 ――悪魔には絶対的な行動規約がある――


 どういう経緯でこのような規約が定められたのか、一般の悪魔には知る由はない。

(もちろんクローも)


 ただこの規約は睡眠学習により全ての悪魔に刷り込みされているモノで知らない悪魔はいない。


 悪魔規約の一部


 エサである人族は直接殺してはならない(悪因を刻んだ人族も含む)。

 ただし、抗う力のある者(聖騎士や司祭などの教団関係者、魔法師、魔法騎士などの各国の関係者)は除く。

 ただし契約の対価による場合はこれに該当しないとする。

                以下


 もちろんこの規約に反すれば悪魔執行員により制裁を受けることになっているが、その制裁がどんなモノか知るものはいない。


 だからこそ業界では死よりも恐ろしい事態になるとウワサされていたりする。



「分かったッスよ兄貴……あ〜あ面倒くさいッス……ということで、あんたが悪いんっスよ……」


 マッチョ悪魔(まだ人化してる)が俺を見て、ヘラヘラと気味の悪い笑みを浮かべたかと思えば両手の関節をポキポキ鳴らし始めたかと思えば、突然力み始めた。


「ふんっ。ぐ、ぐググッ……オマエ、オモチャニ……ナッテモラウヨ?」


 マッチョ悪魔の人化が解けて始める。マッチョ悪魔の目の色が変化し赤色っぽく染まっていた。


 ――悪魔規約か……たしかに直接人族を殺ると悪魔行動規約に反するな(睡眠学習で習った)。

 ん? あのマッチョ悪魔とうとう本性を現したか。

 しかし……こいつも俺が悪魔だとまだ気付いてないのか……? 少し煽ってみるか。


「お前のおもちゃ? 俺はそんな趣味はないんでな断るよ」


 マッチョ悪魔は俺の言葉を聞きニヤと口角を上げると、


「イイヤ、オマエ、オレノ、オモチャ」


 そんな言葉を残してマッチョ悪魔の姿がブレた。


 ――ほほう。なかなかのいい動きだ……だがしかし……


 マッチョ悪魔が次の瞬間には俺の目の前に立っていたのだが、


「モラッタ」


 俺は慌てることなく、マッチョ悪魔が突きだしてきた右正拳突きを左手で軽く受け止めると、


「お前手癖が悪いようだから、ほらよ」

 ベキバキッボキッ!


 そのままマッチョ悪魔の右拳を握り潰した。


「ふぎゃぁぁ……いでぇぇ、いでぇ」


 マッチョ悪魔は痛さに慣れていないのか、はたまた痛みに弱いのか、右手を押さえながらゴロゴロ地面を転がりながら悲鳴を声をあげた。


「ぐぎぎぎぃぃっ!? はふぅ、はふぅ。ばバカな……な、な……ぜ……聖騎士……でも教団の者でもない……ハンターごときに……このオレが……はぁ、はぁ、イイダロウ……」


 転げ回っていなマッチョ悪魔が立ち上がったかと思えば、潰した拳はずの右手が再生していた。


「ほう。やはり再生したか……ん?」

 

 ただそれは再生するだけでは終わらず、ヤツの身体までもがメキメキと音を立てて膨張し、背丈が俺の二倍ほどになっていた。


「まだマダ……」


 それから今度は肌の色が青く染まり始め、額からは二本の角がグググっ顔を出した。


 その角は反り立つようにメキメキ伸びていき30㎝くらいの立派な角になってしまった。なんとなく俺自身に生えた貧相な角が頭を過ぎる。


 ――くっ!? ……羨ましくなんてない。


 俺が頭を振っている間にも、ヤツの背中からは立派な鉤ヅメのある格好いい翼が生えていた。またしても俺自身の貧相な羽根が頭を過ぎる。

 

 ――ぬっ!?


 マッチョ悪魔は青鬼みたいな悪魔だった。見た目が悪魔らしくてなんとなく負けた気がして思わず悔しさが滲み出る。


 ――くっ、くそ……


 何故か色々悪魔として負けた気がして悔しくなってしまった。そんな俺の様子にマッチョ悪魔が満足気して高笑い。


『フハハハッ。どうだ、俺は悪魔だったのだ。恐ろしかろう……オソロシカロウ。

 フハハハ、泣いて詫びるか? オオ? ワビタイダロ? 

 フハハハ……でも、だーめ。お前許さない。オマエはオモチャニなって……モラウぜ……フヘッ、フヘヘ……』


 ヤツの笑いは段々と狂気じみてきて、真っ赤な瞳が俺を睨んだと思った瞬間には、


『モラッタ』


 ヤツが突貫してきた、ように見せ、俺の目の前でガクンッとスピードを落としてフェイントを入れタイミングをずらしてくるも、身体をグンッと捻り左足蹴りを放ってきた。


 大振りの蹴りがブオオッと風を切りながら俺の脇腹へと迫ってくる。


「何度も言うが……俺もっ」


 ヤツは明らかにこちらを舐めていた。単純な大振りの蹴り。

 ヤツなりに多少はフェイントを混ぜ、速度も若干速くなっているが、俺にとっては全然大したことない。


 俺は右手でヤツの左足首をガシッと掴むと――


 ベキバキッボキッ!?

「……断るっ!」


 そのままヤツの左足首を握り潰した。


『ぐぇぇぇぇ……』


 痛さに慣れていないらしいマッチョ悪魔はまたしても左足首を押さえながらゴロゴロ地面を転がった。


『いでぇ、いでぇよおォォォォ……ゥゥ!?』


 ジタバタ叫びながら暴れ転げ回っているヤツに近づきたくなくて、数秒ほど待っているとまたしても自己再生したのか、マッチョ悪魔は何事も無かったように立ち上がって、俺に向けて指を刺す。


『はぁ、はぁ、……オマエ、なかなかやる』


「もう……やめとけ」


『フヘヘ……いいだろう……オレもホンキだす』


 俺の忠告を無視したマッチョ悪魔は、ニヤリと口角を上げると、ゆっくりと腰を落とした。


 ――なんだ?


 それはう○こをするような姿勢で、ヤツはそれからすぐに唸り声を上げ力み出した。


『ウウウオオオオォォォォォ!!』


「お、おい。いくらなんでもこんな所で……やめろって」


 思わず一歩下がると、


『ゲハハ』


 すると脂汗を浮かべたヤツがニヤリと笑みを浮かべた次の瞬間、マッチョ悪魔の角が更に30㎝ほど伸びた。後ろの方に向かって……

 角が不自然に大きく長くなった。正直格好悪く、俺の好みじゃない。


 ――これはないな。


『はぁ、はぁ……フハハハッ! どうだ。恐ろしかろう。オソロシカロウ。

 この姿になると俺の強さは1.2倍になるのだ。どうだ。恐ろしくて声も出ないようだな。フハハハッ!』


 ――1.2倍……って、また微妙な……


 俺が呆れているのを驚いていると勘違いした、マッチョ悪魔は機嫌よく満足げに仁王立ちで胸を張る。


『フハハハッ。恐ろしかろう。恐ろしかろう。でも許して……アゲナイ……ゼェッ!!』


 そう言葉を発したマッチョ悪魔は、今度こそ凄いスピードで突貫してきた。


 ――ふむ。


 先程よりも微妙に速くなっているが、俺は身体を捻るだけでヒョイッと躱す。


『ナッ!?』


マッチョ悪魔は俺に躱されたことに驚くも、ヤツの身体は急には止まれない。


「ほらよ」


 流れてガラ空きになっていたヤツの鳩尾に俺は遠慮なく拳を叩き込んでやった。


 ドゴォォンッ!!

 『グェェェェ……ッ!!』


 地に響く轟音と共に、潰れた蛙のような声が倉庫内に響き渡った。


 ――ふん。今の手応え、アバラも何本も逝ったはずだ。


『いでぇ、イデェェェ……』


 マッチョ悪魔はすぐに腹部を押さえてゴロゴロと暴れながら転がる。


「いい加減もうやめろ。お前じゃ俺の相手にならん」


『ウグ、ウグェェェェ…ッ! ……ハァハァ……』


 暫くすると、またしても自己再生したのか、何事も無かったようにスクッと立ち上がったマッチョ悪魔はニヘラと気持ち悪く笑うとすぐにう○この姿勢をとっては唸り出した。


――おいおい。いい加減しつこい。


俺がそんなことを思っていると、


「ば、バカ。ガランそれ以上は止めろ!! お前はまだ最終形態なんてできねぇだろがぁ!!」


 慌ててキザ悪魔が止めに入っている。


 ――最終形態ねぇ。


 だがしかし、マッチョ悪魔の耳は届いていないようで、マッチョ悪魔が力むことをやめようしない。それどころか目一杯力を入れているように見える。


『グヌヌヌヌヌヌヌアアァァァァッ!!』


 雄叫びを上げたマッチョ悪魔の角がメキメキッと大きな音を立てると、更に30㎝ほど伸びて太くなっていた。


 ――うわ……


 ハッキリ言って頭が重そうである。デコピンでもすればすぐに後ろに転びそうな感じだ。


 ――あの角は無いな……


 俺が一人で首を振っていると、何を勘違いしたのか、再びマッチョ悪魔が高笑いしだした。


『フゥーフゥーフシュゥ……できたゼ……フハハハ、恐ろしかろゥ、オソロシカロウゥ。これがオレノ最終形態だぜェ。

 オレモやればデキルんだよ、フヘ、フヘヘヘ。フシュゥ……

 オレは、コレで更に1.15倍強クナッ……ナッ、ナッ……」


 ――1.15倍とはまた微妙な……ん?


 だが、最終形態になったマッチョ悪魔の様子が少しおかしい。


『アガッ、アガッガ……』


 目つきも先程と違って焦点が合っておらず口は三日月のようにつり上がったままだが、常にヨダレがダラダラと垂れている。いや、あれではもう、垂れ流しになっていると言った方が早い。


 ――これは……狂ったな。


『フハハハ……ユルサナイ……バカ……ニシタ……フヘッ、フヘヘ……オマエ……ユルサナイ……ヨ……

 オマエノ……ゼツボウ、オレノオモチャ……グヘヘヘ……オレニ、ヨコセ……オマエノ……ゼツボウ……オレニ、ミセロ……』


 マッチョ悪魔がニヤリと笑う。だがそれは今までよりも薄気味悪く、背筋が凍りつきそうな感じだった。


『オマエノゼツボウ……ソコダァァッ!!』


 そう叫んだマッチョ悪魔は、事もあろうに妻たちに向かって突貫してきた。


「ぬ!?」


 俺は遅れて追いかけることになったが、アッサリと追い付く。


「愚かだな……」


 二本の長い角を後ろから思いっきり掴むとヤツを上へと持ち上げる。


 持ち上げた瞬間、ヤツの体重が重かったらしくメキメキッと掴んだ角からは軋む音が聞こえてくるが構わず、そのヤツの体重を利用して後方の地面に向かって叩きつけた。


 ボゴンンッッッ!! 


 叩きつけた瞬間に轟音と地響きが起こり土埃が舞い上がる。


「風よ」


 魔法の風で土埃を飛ばすと、地面は大きく陥没し叩きつけられたマッチョ悪魔の角は折れていた。

 他にも手足の向きおかしく、いや身体中あり得ない方向に曲がっているマッチョ悪魔に意識はなく白目をむいていた。


「俺のエリザとマリーに手を出そうとしたんだ……さよならだ」


 そう、狂って狂気に呑まれた悪魔はもう戻れない(睡眠学習での知識にからそう理解している)。

 俺はマッチョ悪魔に向かって右手の平を突きだすと野犬にも使用した、紫炎を使った。


「紫炎っ!!」


 マッチョ悪魔は蒸発するように一瞬で消滅した。それはもう呆気ないほどに。


【所有感情値102000カナ獲た】


 遅れて聞こえてきた悪魔の囁きも、本来なら感情値を得て嬉しいはずなのに、なぜか虚しく感じた。

 それは狂った悪魔を目の当たりにしたからなのか正直俺にはよく分からなかったが、今は深く考えるのはやめておこう。なぜなら、


『き、貴様ぁぁっ!! よくも。よくもガランをぉぉぉ!!』


 カン高い声に振り返った俺の視線の先には、人化の解けたキザ悪魔の姿がそこにあったからだ。

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