第2話
あれから数日、色々と調べてみて分かってきたことがある。
このゲームに関する情報は別に誰も流してない訳じゃなかった。
実際に投稿が消された、みたいな投稿は複数見つけたから。
つまり、このゲームに関する情報の漏洩は不可能じゃないにしてもメチャクチャ難しいってこと。
でも規制が掛かるのは全ての情報サイトって訳じゃない。
例えばTwitterだけど投稿自体は残すことができない。
でもDMは違う、何人かテリトリーゲームの存在を仄めかす様な投稿をしてる奴にDMを送ってみたらテリトリーゲームに関して教えてくれた。
つまり個人同士の関与とか数人のグループ間でだけの情報共有には規制が適用されない訳。
そんで分かっことの1つがテリトリーゲームってのをダウンロードする方法、そうゆうのを幾つか聞かせてもらった。
1つ、ルームで招待されること。
テリトリーゲームはチャットアプリとかDMみたいなのから招待を送ることができるらしい。
これを教えてくれた人が6人いるから信憑性はあると見てる。
2つ、テリトリーゲーム公式アカウントをフォローしてDMに「三つ空白」って送ること。
するとDMにメールアドレスが来て、それにも同じ様に送るとURLが送られてきてソレをタップすると勝手にゲームがダウンロードされるらしい。
教えてくれたのは一人だけだったけど良くできてたから信憑性はゼロじゃない。
3つ、気付くと勝手にダウンロードされていた。
うん、コレは事実だとしても参考にならんかった!
勝手に送られるんじゃ手の打ち用がない!
って事で、俺は最初の1番信憑性があった話をしてくれた中で1番仲良くなれたクロミツ侍さんと会っている。
「ふむ、コレがテリトリーゲームですか」
「はい、開くとホーム画面はこんな感じですね」
「グラブルとかReゼロみたいなロールプレイングゲームと同じ感じなんですね?」
「はい、このランクとゆうのはテリトリーの大きさを表す数値で、このレベルと言うのが特殊技能の希少価値です。 特殊技能とゆうのは超能力みたいな物で私の場合はチャッカマンより少し強い程度の火が出せたりします」
「見せてもらっても?」
「はい、大丈夫ですよ? こんな感じですね」
クロミツ侍さん改め海城(かいじょう) 渚(なぎさ)さんは言いながら人差し指を立てて見せると爪の先から僅かな火を灯してみせた。
不思議な現象だ、とは思うけど、、、
何とゆうか、、、
「ショボいでしょう?」
「いえ、そんな事はん、」
「良いんですよ、分かってますから。 凄い人は隕石を持ってきたり世界の裏側まで届くテレポート能力持ってたりするんですけどほとんどの人はこんな感じのパッとしない能力なんです」
「そうですか、ソレで会ってからとゆう話しだったアレは?」
俺はソロソロ駄目ですかね?ってゆう意を込めて聞く。
今日海城さんと会った目的はおしゃべりする事じゃない、テリトリーゲームの招待を頼むためだ。
と言うのもDMで送って欲しいって言ったら実際に会って良いと思ったら良いですよ?と返されたのだ。
とゆう事でソロソロ本題に入りたかった。
「そうですね、コホンッ、、、 良いですよ、貴方は信用できる人ですから」
「ホントですか? 有難うございます」
「ああ、そんなの良いですよ。 ソレに私からもお願いがあるんです。 ソレを約束してくれれば今直ぐにでも紹介を送ります」
「お願い、ですか? どのような?」
「私とクランを組んで欲しいんです」
真面目な目で言う海城さん、意味わかんない俺からすればチンプンカンプンなんだけど、、、
「どうゆう事です?」
「ああ、説明が足りませんでしたね。 クランってゆうのは他のゲームでもある様なものと同じでゲーム内の派閥、みたいな物なんです」
「はぁ、」
「私はアカベニムキムキサークルとゆうのに数日前まで加入して居たんですが、その、、、」
「あ、すいません。アカベニムキムキサークルって言いましたか⁇ なんか言葉の印象が強すぎて内容が入ってこないんですけど?」
「あ、はい、アカベニムキムキサークルです。 かなり強いし沢山人が加入してるクランなんですけど、まあムキムキサークルと言うだけあって筋トレがメインのクランだったんですよね。 ソレで付いていめなくなっちゃって、、、 なので私の理想的なクランを立ち上げたいな〜と思ってるんです!」
「そうですか、良いですよ?」
「ホントですか⁉︎ じゃあ直ぐに送るのでクラン直ぐに作りましょうね!」
「はい」
俺は言うとスマホを取り出して直ぐに送られた紹介メッセージのURLを押した。
テリトリーゲーム カランドウ @tyokomiruku
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