主人公の女の子の言動がカオスで、読み応えがありました。
そしてここから先は僕の勝手な解釈です。
主人公はずっと抱えていたけんちゃんへの想いから解放されたかったのかなと思いました。
主人公はけんちゃんへの想いを汚いものだと認識していたから、けんちゃんの欠片を気持ち悪いと思った。そして無性に手が洗いたくなったのもそのような思いから早く解放されたかったのだと解釈しました。よって異形のけんちゃんが去る、つまりけんちゃんへの想いにけりをつけることができたので、明るい雰囲気で仕事に行けたのかなぁと思いました。けんちゃんの欠片をアルバムに閉じ込めるあたりも、過去は過去なんだと現実を受け入れられたのかもしれないと思いました。
様々な解釈が可能な話で、凄いと思います。
作者からの返信
ひなたさんの読解力に驚愕しています。
これだけは言ってしまいますが、まさにこれは一人の女の子の失恋のお話であり、日常へ戻っていく話です。
明確に意味を意識して書きました。
とはいえやはり読む人の考えが大切なので、自由に読んで頂けたらそれで良い…と思っていたのですが、まさかここまで深く考察してもらえるとは!感激です。
>主人公の女の子の言動がカオス
楽しんで頂けたようで幸いです😄
いきなりとんでもない展開。
そこを受け入れたと思ったら、平然と出勤する展開にさらに衝撃。
でも無意味に無茶苦茶を書いているわけではなく、込められた想いがちゃんと感じられるのが凄いです。
・・・って、私の読解力ではまったく的外れなことを感じているでしょうけど。
日常の中にある不思議な世界。
一行目から最後まで、ずっと引き込まれてしまいました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
そして、前の返信では言いそびれましたが、返信が遅くなってすみません。
実を言うと、退屈な展開なしに小説を書けないだろうかというチャレンジ精神も込めた作品でした。堪え性がないものでして…。だからこそ、内容が薄っぺらいと思われるかもしれないという不安がありました。
なので、「無意味に無茶苦茶を書いているわけではなく」というコメントを読んだとき、スピード感のある展開でも伝わる人には伝わるものなのだと、感動しました。
的外れなんてとんでもありません。
心に残るコメントでした。