冒頭、電車のなかで少しアンニュイな感じで独白を書いていくという、純文みたいなものを想像していたら、展開がものすごい方向に傾いていった。ちょっとこれは思いつかない。発想の勝利。 一方で魅力的なレトリックがたくさん使われているものの、少しそれが渋滞気味であるようにも感じた。さらに文章でぎっしりと埋めるか、取捨選択したほうがいいように思う。
こういう話を読みたかった。お疲れの人には、特におすすめです。