第2話 ゲーム、開始


 BLゲーム「ショーンクラウドに鳴る鐘は」は、4月1日から100日間の物語である。その間に、精霊界からの使者である主人公は、攻略対象キャラ同士、もしくは自らが相手役となって、「愛の成就」に導かなくてはならない。所謂ターン制、全100ターンのゲームなのである。

 カフェ店員の少年ことニコの中で私が目覚めたのが2月5日。それからのんびりとおだやかな日時を積み重ねてきたが、月日が経つにつれて、ニコの中でふわふわとした、焦燥感のようなものが芽生えてきた。

 ゲーム開始となる「4月1日」が日に日に迫ってきているからだ。

 レインやリュード、キリクさんの年齢から察するに、今年の4月1日が「ゲーム開始」の日であることは間違いない。ただでさえ謎の補整で、攻略対象キャラと、モブキャラの分際でかなり関わってしまっているのに、その上主人公キャラ、ゲームの進行にまで関わってしまったら……。これまでのおだやかな日々が終わってしまうのではないか。もしくは自分が関わることでゲームの進行の妨げになってしまうのではないか。

 本来のモブキャラなら心配する必要のないあれやこれやを、普通のモブキャラではないニコは頭の片隅から追いやることが出来ない。いかんせん今後の展開に対する知識量が違いすぎる。むしろ自分の言動が物語にどこまで影響するかだけが読めない。

 所詮、モブキャラ。せっかく頂いたラッキー余生を何も思い悩まずノホホンと過ごしていれば良いはずなのだが、前世の基本ネガティブなところとクソ真面目なところが残念ながら先行してしまっていた。

(極力、主人公には会わない!本編でもちょっとしか絡みは無いし、全く出会わなくても違和感はない!うっかりフラグを立てたりぶち壊したりしないように気をつける!絶対!!)

 ニコは深く心に刻みつけたのだった。


 そして、ついにその4月1日がやってきた。

 ゲームスタート。

 その日は夜明けの鐘と共に、まだ薄暗い空から一筋の光が梯子のように地上に伸びていた……のを見た人がいたとかなんとか。



 当日、ニコは朝から戦々恐々としていたが、彼の意識とは裏腹に、思いのほか何も起こらず、昨日までのおだやかな日々が続くこととなる。

 ほっとする反面、いやいや油断ならないと緊張感を保つ。

 その日から、レイン、リュード、キリクさんを遠目に観察することが日課となった。

 もしも、ゲームの主人公がこの国に現れているならば、必ず攻略対象キャラに接触するはずだからである。

「……何してるの、ニコ?」

 ちょっと離れた街路樹の木陰から診療所を見張っていたら、出先から戻ってきたレインに発見されて怪しまれたりした。

「レイン、おはよう!ところで、今日、その……変わった新しい患者さんとか、来たりした!?」

「今日はいつもの人しか来てないけど……」

「そう!ならいいんだ!じゃあね!!」

 というような会話を毎日繰り返すこととなった。リュード、キリクさんにもそう。主人公が攻略対象キャラに接触する場面にウッカリ鉢合わせないように、行動を先読みして動かなければ……。

 しかし、それから数日が経っても、主人公らしき人物は接触してくる気配がない。

(うーん、これは恐らく主人公は「貴族ルート」に入ったと考えるべきかなぁ……)

 ゲーム版ショークラは、大きくわけてふたつのスタート地点がある。最初の行動範囲を「上流階級居住区」にする「貴族ルート」と、「中流階級居住区」にする「庶民ルート」だ。どちらを選んでも攻略対象キャラ全員と出会えるが、「庶民ルート」を選んだ方が、序盤にレイン、リュード、キリクさんとは出会える。逆に、残り三人とは「貴族ルート」だと早く出会える。実際、ニコは中流階級居住区の人間なので、残り三人とはまだ出会えていないし、普通に生活していたらこのまま出会うことはないだろう。

(そうだとしたら、まだ庶民ルートの3人と出会えるようになるルートが開くのはまだ1ヶ月近く先だから……そんなに構えることもないのかなぁ)

 あと、さすがに考えすぎだとは思うが、「主人公が現れていない」「ゲームが始まっていない」という可能性もわずかながら、ある。

(私が存在することで、また何かしら補整がかかって、ゲームがスタートしてない、もしくはスタートが遅れている……?)

 あれこれ考えすぎて知恵熱が出そうだった。

 とにかく、まだまだ安心出来ない日々は続きそうだった。



 そしてまた朝が来る。当たり前のように。

 4月20日、晴れ。

 毎日ピリピリしているのが馬鹿らしくなるくらい、何も変わらない日々が続いていた。

 緊張感と知恵熱もだいぶ緩やかになり、おだやかな日常をいつものように享受出来るようになってきた頃。


 事件(イベント)が、発生する!


 朝起きて、身支度をして、お客さんの来ない四葉珈琲店のキッチンで簡単な手料理を作って、キリクさんをはじめとする街の仲間達に配って(代わりに何か別のお裾分けを貰ったり)、レインとリュードとランチを食べて……。

全くと言っていいほど、昨日までと変わらない今日を過ごしていた。昼過ぎまでは。

その日、ランチのあと、レインは仕事に戻って行き、リュードと二人残って、他愛ない話をしていた時だ。

「最近、精霊がざわついている……気がする」

「精霊が?」

 リュードがふと、空を見つめながら呟いた。

 わかるの?とは敢えて問わない。リュードの故郷は、精霊教の大元となった、もつと原始的な精霊信仰の国だったようで、その王族にはシャーマン的な力が宿ると言い伝えられているらしい。「魔法使い」であるキリクさん程ではないものの、精霊の気配や言葉を察したり出来るようだ。

「何かが、水面下で動き出しているような……」

 頷き、リュードは眉間に皺を寄せた。彼の母国は先の戦争で滅びている。何か良からぬ兆候では無いかと心配なのだろう。

「そう……?いつもと何も変わらないように見えるけどなぁ」

 昨日と同じ空、海、街。

 精霊の気配など察せようもなく、かつ精霊教の信者でもないニコには全く違いなどわからないのだけど。

 でも、胸の奥の方で、何か予感めいたものが、こっそりと灯るような、そんな気がしたのも事実。

(ついに、ついにゲームスタート?やっと?主人公登場なのか?)

 少し速くなる鼓動を抑えつつ、ニコはリュードと別れ、家路を歩き出した。




 ニコは攻略対象キャラと積極的に交流する特殊なモブキャラではあるが、普通のモブキャラらしく普通のモブキャラとも交流するごく普通の生活も、もちろん送っている(?)。

 その日はリュードとを別れたあと、中央広場周辺の店や屋台を見て周り、顔見知りに声をかけたりかけられたりしながら、そのまま港へ向かって歩いた。

 何となく、夕日が見たい気分になった。

 ショーンクラウド港は、貿易と観光の要だ。漁師たちの色とりどりの漁船も美しく、それらは中央広場から港へ向かって下っていくとすぐ見えてくる。

 港の横にはビーチがあり、アンリー海に沈む夕日は絶景スポットとして有名で、夏のリゾートの時期は人がごった返したりもするが、4月はそこまで観光シーズンではないので人影もまばらだ。 付近の店や屋台も日暮れ時には閉まってしまう。

 帰り支度をしている店員や漁師を横目に、ニコは人気のないビーチに降りていった。何も考えずに革靴で来てしまったが、さすがに今の時期まだサンダルの用意はしてない。

 ぼんやりと、オレンジ色に染まる夕日と海を眺めていた。何か洗われて行くような、満たされるような。改めて、ショーンクラウド王国に転生したんだなぁとしみじみ噛み締めてみたり。

 こんな風に、ただただ夕日を眺めるだけの時間。こんな贅沢な時間の使い方が、今はできるんだなぁ、なんて。

 願わくば、こんなおだやかな日々を、ずっとずっと過ごせますように。


「ちょっと、お客さん!うちはもう閉店だよ!そんな所で寝てないで、とっとと帰っとくれ!」


 ……なんてことを考えていたら、全く穏やかじゃない怒声が耳に入ってきた。

 振り返ると、ビーチ沿いのバールで、店員がテラス席のテーブルに突っ伏している人物の肩を揺すっていた。

「……マジかよ」

 ニコは呟き、すうっと血の気が引いていくのを感じた。

 思わずバッと振り返る。夕日。夕刻。

 ショーンクラウド港。ビーチ。

 まさか。そんな、まさか。

 こんなタイミングで、フラグを立ててしまうなんて。

「貴様ぁ、……誰に、向かって、口をきいている……!俺は、俺は……」

「ハイハイ、お客さん、飲みすぎたよ。あんたがどこの誰だか知らないが、とっとと嫁さんにでも迎えに来てもらうんだね!全く、明るいうちっから酒飲んで潰れるたぁ、どこのお貴族様かねぇ」

 おばちゃん、それ、正解です……。


「俺は、俺は……現ショーンクラウド王の、……」


 実の弟君、ジェラルド・ジョリー。

 この景色にも、会話にも、既視感がある。

 これは、庶民ルートのジェラルド邂逅イベントだ!


 ジェラルド・ジョリー。

 攻略対象キャラ6人のうちの一人で、パッケージにも一番大きく紹介されている所謂メインヒーロー。金髪碧眼の高貴な見た目で、現ショーンクラウド国王の実弟。でもまぁいろいろあって王位継承権を剥奪されて現状ただの呑んだくれだけど、根は良い奴で成績のいいバカタイプで、ルート終盤の実母との和解イベントが泣けるのよね〜……じゃない!

 そんなこと言ってる場合じゃない!!

 突然のイベント発生に脳内は煙が出そうなくらいのフル回転だ。

 目の前には、店を追い出されて、完全に千鳥足のジェラルド。それを介抱することで、主人公とジェラルドは出会うのだ。ゲーム本編では。

 しかし、この場にはジェラルドと、ニコ(モブキャラ)しかいない!

 主人公どこ行った!?

 早鐘を打つ心臓を抑えながら、しばらく様子を伺ったものの、主人公が颯爽と現れる気配もない。

 このまま、放置していいのだろうか?

 逆に何か手出ししてしまうことで、また余計なフラグを立ててしまわないか?

 何かこの世界全体に、悪影響を及ぼしてしまわないか。

 あれこれ考える。思考がグルグル回る。

 モブキャラとしては、静観が正解。

 モブキャラが積極的に攻略対象キャラに働きかけるなんてお門違いも甚だしい。

 主人公と出会うはずのイベントに、自分が顔を突っ込むなんて……。

 その時、ジェラルドの上体が大きく傾き、道路からビーチに向かって倒れかかった。

 気がつくと、ニコは駆け出していた。


 

 こんなときにモブキャラ特有?のお節介が発動するとは思わなかった。いや、これもモブキャラとして生きる上で避けては通れない宿命なのかもしれない。

 いや、そもそも、ゲームでは酔っ払いジェラルドを主人公(※精霊界からの使者、つまり天使的な)が助けるのであって、モブキャラ(凡人。見た目も、能力的にも)が助けるパターンは流石の私も知らないのであって……。

 結果、脱力した長身男性を背負って歩く羽目になっているのである。残念ながら、ニコには主人公敵な特殊能力はない。馬力もない。人並み以下のもやしボーイである。ゲーム本編では暗転の後場面転換していたが、リアルではそうはいかない。知ってた。知ってたけども!

(吐くなよ!絶対に吐くなよ!これはフリでもなんでもない!絶対に吐いたりするなよ!)

 何やらむにゃむにゃ聞こえてくる頭上に念を送りながら、何とか倒れるのを堪えて、亀の歩みで一歩一歩進んでいく。

 こんなとき、助け舟を出してくる都合のいいモブキャラは居ないものだろうか。計ったかのように人気がない。むしろ遠巻きに不審げに見られた方が精神的ダメージが大きい気もするが。

 しかし、酔っぱらいを放置して帰るのは良心が咎めたため厄介な荷物を背負い込むことになっている訳だが、この調子だと日が暮れる頃には共倒れになってしまいそうだ。己の腕力を過信していた。

 モブキャラの領分としては、メインキャラの絡むイベントはスルーが正しい。分かっている。分かっているのに、あの時、ジェラルドの姿を見た途端、体が動いていた。そして今、ものすごい後悔に苛まれている。


 ゴーン……ゴーン……ゴーン……ゴーン……


 その時、本日二度目、日暮れを告げるショーンクラウド教会の鐘が高らかに鳴り響いた。

 アンリー海に、夕日が飲み込まれていく。

 暗くなっていく辺りに、ニコは焦燥感を募らせる。このままではイベントクラッシャーな上に、全く手助け出来てないお節介野郎として夜の街で共倒れてしまう。

 とにかく、誰かに助けを求めよう。

 ニコは診療所を目指そうかと思いついた。が、港からだと距離が微妙だ。自宅、四葉珈琲店までとほぼ距離が変わらない。しかし、自宅までは細かい石の階段の細道を行かなくてはならない。無理。酔っぱらい背負っては絶対に無理。


「やあ、ニコじゃないか。なんだか面白いことになってるねぇ」


 その時、暗闇から、からかうような、小馬鹿にしたような声が降ってきた。

「キリクさん!」

 渡りに船。

 いや、逆に今一番会いたくなかった人かもしれない。ニコを見下ろしてくる圧倒的なニヤニヤ顔を見て、それは確信に変わった。

「……お持ち帰り?」

「いや物理的にはそうなってるかもですけど!」

「ははは、その貴族のカレは何者だか君は知ってるのかい?ニコのことだからただのお節介なんだろうけど」

 知ってる。厳密に言うとニコは知らないが私は知っている。どうやらキリクさんも、ジェラルドの身の上は知っているらしい。頻繁に出入りしている風はないし、そもそも精霊教と対立しているわけだが、上流階級居住区にも情報源はあるようだ。つくづく謎めいた人である。

 そんなことはともかく、いいから早く手を貸してほしい。そもそも物理的に無理。そろそろ限界。

 ニコが助けてと言う前に、

「うーん、でも、俺はそのカレに関わらない方が良いみたいなんだよねぇ。君も拾った相手が悪かったなぁ」

変わらぬニヤニヤ顔のまま、キリクさんはニコを谷底に突き落とす一言を言ってきた。

「ちょっ、そんなこと言わずに!そこを何とか!」

「ニコには世話になってるけど、そのカレを助ける義理はないしなぁ」

「キリクさん!!」

 だんだん腹が立ってきた。ニヤニヤしながらのらりくらり躱してくる食えない男。ニコが慌てふためいているのを少しでも長く見ていたいとでも言うように。一瞬でもこの人を頼りにした自分が馬鹿だった!

「もういいです!!キリクさんには頼みませんから!!」

 憤慨して、ニコはジェラルドを背負ったまま、再び、えっちらおっちら歩き出した。体力は限界に近いけれど、いつまでもこの人のまえにいても埒が明かない。

「おっと、ごめんごめん。これからどこへ行くんだい?」

 キリクさんの横を通り抜けたあと、背後から問いかける声がした。

「診療所、です!!」

 診療所ならレインもいるだろうし、あわよくばジェラルドの介抱もお願い出来るかもしれない。

「診療所、ねぇ……」

 ニコの思惑を知って、何やら呟いて、キリクさんは考え込んだようだった。

「うーん……カレが診療所に渡ってしまうと、その後の展開の進行速度が変わってきちゃうんだよねぇ……」

(……は?)

 思わずドキリとしてしまった。

 聞き捨てならない。展開?進行速度?ショークラをやり尽くした私じゃあるまいに、一体、この男はどこまで知っているんだ?

「ここは仕方ない。精霊の力を借りるより他ないな、うんうん」

「ちょ、キリクさん……あなたさっきから何言って」

 振り返ると、キリクさんは右手で懐から取り出した懐中時計を見つめながら、左手で右肩のマントを掴んでいるところだった。

 その姿には既視感がある。

 キリクさんが、「魔法」を使う時の姿だ。

「そのカレの面倒は、君が見なきゃダメってことさ」

 その言葉と共に、バサリ、とキリクさんのマントが視界を覆った。直前に、懐中時計から光が漏れ出すのが見えた気がした。


 暗転。



 次の瞬間、背景が四葉珈琲店に変わった。

 一階の客席。ちょうど入口から見える景色。

 空間転移?それても時間の早回し?

 キリクさんの「魔法」の効果に愕然としていると、気が緩んだのか、急に背中の重みが増した気がした。

「うわぁ!」

 そのまま押し潰されるような形で倒れ込んでしまう。

 脱力した人間は、重い。

 すっかりジェラルドを背負っていたことを忘れていた。

「だぁぁぁぁ、もう!なんでうちに運ぶんだよ!」

 うんうん唸っているジェラルドの下から這い出しながら、もう人目を気にすることもないので、ニコは心置き無く悪態をつく。

「くそー、まさかジェラルドとの邂逅イベントが急におこるなんて思わないじゃないかー!思わず反応しちゃったし、何かまた変なフラグ立てちゃってたらどうしよう……。しっかし、キリクさんも何かいつも以上に怪しかったし、やっぱり4月1日以降、何かが始まってるんじゃないのか……キリクさんも、何かの影響を受けてああなってるのか……。うあああ分からん!情報量でマウント取れるのが強みじゃなかったんかい!わからないことばっかりじゃないか!キリクさんを問い詰めたいけど、なんかもう、会いたくない!わざわざ自分から会いに行くなんて腹立つ!絶対に嫌だ!!」

 一気に吐き捨てて、肩でハァハァと息をする。

 言いたいことを全部口に出したら、ちょっとだけ落ち着いてきた。そして、振り返る。

 ジェラルド・ジョリー。

 夢じゃない。これは、現実。自業自得。

 出会うはずのない現国王の弟君とモブキャラの少年が出会ってしまったぞ。 本来なら、何も起きない。本来なら……。

 引き返せない。イベントは、おこってしまった。

「……母上……」

 酔いのせいか、それとも悪夢なのか、うなされているジェラルドが、ポツリと呟く。

「……やれやれ」

 ジェラルドは賛否両論あるメインヒーローだった。メインなのに一番人気じゃないし、マザコン設定に拒否反応をおこすユーザーも多かったし。

 でも、私は……結構好きだったんだよなぁ、ジェラルドルート。出来ることなら、この世界線でも、きちんとお母さんと和解できるといいんだけど。

 ……いや、そんな先の話より、まず今のこと、それから明日のこと、直近のことを考えなければ。

 どう転んでいくんだ、この先?

 とにかく、明日になってみないと、わからない。

 最後の仕事と、ジェラルドを引っ張ってなんとかソファ席に寝かせた。貴族様を客席に寝かせるのは忍びないが、ニコの寝室は狭いし三階だ。さすがに階段を背負って登る余力はもう残ってない。

 お客さん用のブランケットをかけてやって、ニコは嘆息した。

「つ、つかれた……明日全身筋肉痛決定……」

 いろいろな意味で、明日が来るのが怖かった。


 

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