第3話
俺は目を疑った。俺の目の前にいるのは亡くなったはずのリンの母親が自分で体を起こしているのだ。
「え?!なんで」
俺は情けない声をあげてそう言った。リンの母親もキョトンとした顔でこちらを見ている。俺はまさかと思い、青い画面を見るそこには
「スキルの使用に成功しました。」
と書かれていた。しばらくしてリンの母親が
「あなたは、誰なんですか?」
「俺は進川雷太だ。」
しばらくの沈黙の後にリンが部屋に戻ってきた。リンは目を丸にして固まっている。次の瞬間目からぽたぽたと涙がこぼれていた。俺は邪魔したら悪いと思い外にでた。
ふと青い画面を見ると通知が届いていた。お問い合わせの答えが帰った来たのだ。俺は答えを見る。
「申し訳ございません。こちらの手違いでまだ未完成のスキルを付与させてしまいました。作ったばかりで、使える能力はいっさい分かりません。が5つ能力が使えます。使える能力を見つけて下さい。by天使」
「くそぉなんて身勝手な天使なんだよ。なんで俺が見つけなくちゃ…でもひとつの能力はわかっている恐らく人を生き返らせれる能力だ」
俺は残りの能力のことを考えているとどこからか足音がした。
「おいお前みかけない顔だなどこから来た?」
俺はビクッとなり声の主の方に目をやる。声の主は血がついた刃物を持っており、みるからに盗賊だった。
「その顔じゃ俺のことが何者かの分かってるってことだなぁ」
「お前盗賊だろ」
俺は恐怖で声を震わせながら言う。
「あ〜そうだ。俺は今むしゃくしゃしてる、だからお前をこ○す」
俺はとっさに青の画面には目をやる、そこには
「能力を使いましょう」
と書いてある俺は迷わず能力を使った。
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