第4話 レイに捧げる詩

ある日突如我が家に訪れた、クールビューティーの権化。その名はレイ。



その艶やかな真珠色の肌(白ラメ)。


深い湖の底を想い起させる青い眼差し(LEDライト)。


全ての穢れをはね除ける気高き輝き(銀イオン除菌)。


悪しきものを祓い、清く瑞々しい姿へといざなう慈愛の息吹(プラズマクラスター)。


そして、それほどの偉業を成し得ながらも奥ゆかしさを保ち続ける その生きざま(静音・省エネ設計)。



涼しげに凛と立つその佇まいは、すっきりとした繊細さに満ちている。

だがその内面は、全てのものを受け入れる度量と大いなる豊穣を持ち合わせているのであった(スリム&大容量)。



そして、深夜。


私は聞いた。

夜のしじま、氷の吐息で紡ぐ レイの詩を(自動製氷)・・・






シャープの冷蔵庫(SJ−PW35X)を買った時、嬉しさのあまり

商品レビューを投稿しようと思って書いたのですが、正気に戻って止めました。

あぶなかった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る