あたしも俺も私もね?先(みらい)より現状(いま)だから


「やめてぇ!やめて⋯やめて⋯。」

ほんとに嫌そうだ⋯


見なくても恥ずかしい見られたくないのがわかるよ茉子⋯

俺はお前の揚げ足をとりたかった⋯のかもしれない。でも好き





最悪⋯ほんと最悪。サイテー。


こんなの見られたらどうなるの⋯せフレ?今はいいよ?……でも



ゆう⋯……



私もこの人みたいに使える時だけ⋯使いたい⋯って……思うのかな……


でも見てない

下向いて⋯なに?


⋯察したの⋯私のこと……変態で欲深い女



嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ

私は本気なのに⋯だからこうしたのに





⋯今何思ってるのゆう⋯

私はこの女に負けた気持ち

なんで負けたの?



嫌だ。恥ずかしい⋯。⋯よ……。



……ごめんまこ見ずにはいられない。



「ぢゃあ認めたら?あたしの事ばっか言って⋯ゆうのこと好きなんでしょ?」


やめてやれあゆ⋯

俺は顔をあげれない⋯想像つくから




でもなんだろ……もっと言え。もっとまこの恥ずかしい所を見たい。


そう思う俺⋯この湿りは⋯そういう事で

俺は嬉しいお前の弱みを握れた気がする茉子⋯





「ゆうさ⋯あたしとこの人⋯どっちがいい?」

どうせどっちつかず⋯分かってる知ってる⋯でも...言って欲しいよ。ゆう……





あたしだって




「……。」



「……。なに⋯その質問。」





どっちもいいよ?まぢで。俺は……




「パシっ⋯がささ⋯」


やっぱりその答え。


でもいい……この人は流される

あたしに⋯


……あたしに


みた⋯よねゆう

見たかな⋯嫌だゆう。私で遊ばないで……ほしい⋯私





なんとかとり返したか⋯。これでやっと顔あ……!!


「ん⋯!え?!」


「あゆっ……ちょ!うっ……」




瞬時に茉子の引きつった顔が俺の右目に移る⋯




でもまたこの快感

サイテーだ⋯俺は。ただ……これを誰が見てる?



誰も見てないし見れない⋯。




「ゆ……ちゅ⋯ぁ。」

ごめんね⋯ゆう。でもあたし⋯無理

あんたが欲しい。全部無理でも欲しい



……大好きだから




あゆ。お前ホント凄い⋯そんなとこだけは⋯ほんと好き


たまにはヤキモチ妬いて⋯✕✕れた行動してくれる女⋯ごめん。でも俺は嬉しいんだよ?




「やめ⋯て……。やめてっ⋯」




ほら⋯こんな事を言ってくれる。


かすれる茉子の高い声はあゆをとめさせた



またやった⋯また見せた⋯茉子に

気持ち的には。お前も来て欲しい。ここに



……。



「なら⋯帰って?」

「……。」

あゆさんの本気は分かるよ?⋯帰らない方が⋯弱くなる。それも分かるあなたが分かってそう言ってやってる事も⋯



「帰って」

「⋯。」

いやだ。帰らない




「いますぐ」

変なとこ図太いクソ女⋯✕ね。



本気の眼光だ⋯あゆ。そんな好きだったんだ。俺の事……




俺お前のそういうとこ⋯なんでか好き

本物にしたいとは思わない。でも⋯そういう女はそんな魅力を感じさせてくれる。

今までえなと会っても⋯ふーんでいたのに。今はこんな⋯なんかふっきれた?

どうでもいいか。






⋯どっちにしても。俺に損は無い。




「あゆ⋯今日はもう帰ってやれ」




「なんで?この人⋯



とするんだ。したいんだ⋯」

次したらほんとに殺す




⋯そうだけど




「違う⋯柚次くん」


「まこにはえなの事で聞きたいことがある。でもあゆがいたら聞けない。」


⋯そう言われたら⋯あゆは何も言わない。わかってる




「……。そ」


「また連絡するから⋯ちゃんと仲直りして?こんな稼ぎ悪いやつと居られないだろ?だって柚次くん⋯すげ」


「居れます。」


即答?!……

「なら⋯。別れてきてよ?」

無理だろこいつには⋯結局……生活が大事





「ちょ⋯ゆう!」

何言ってんのこの人⋯。ほんとに別れてきたら⋯。あゆさん帰らせるため?無理だとわかって……ホントにしてる?



ゆう⋯なんか怖いよ。






「なら別れてくるから。」




え?⋯そんな感じ?!まぢでそうしないよね?





「ガチャン⋯」



その答えは決まってるって背中は⋯


俺を言って後悔させた








でも⋯俺に必要なのはこいつ⋯

全力でいやらしさを消す

「まこ⋯ごめんね」






⋯。帰らせたかったんだ。その顔⋯私を……かばうために



「いいよ。⋯だって……ゆうからしてないの⋯知ってるし。」

うん。抱き寄せたけどし始めたのはえなちゃん。



「いや見てたぢゃん」

「あはは⋯だって⋯。」



⋯やはりそうかその高低差



「だって?」



「だって……見ずにいれなかったし⋯」




さっきとは打って変わって⋯正直

でもそうぢゃないとね。⋯俺困るから





……だから何この感覚




「なんで⋯みたの?」



「好きだから⋯」

「え?なに?」





⋯聞こえてるよ。茉子




「⋯。ゆうが好きだからっ!」

なんで⋯言わせるの。聞きたかったの?わざわざ2回も……好きだけどさ






……可愛いその下向いて肩震わせて





。。。✕りたい。



どうした俺?頭おかしくなった?




……なってないから。今はどっちでもいいし






「ガチャ⋯」




俺は鍵を閉めた。茉子に今から何されるか⋯悟られないように

茉子⋯多分あゆの尾を引いている








……だから





「まこ⋯」

ゆう⋯何どうしたの?やっぱ見てたの?だから✕れるって思ったの?





「ゆう⋯」


でも⋯。やっと






大人になってやっと⋯求めてもらえる求めさせられる⋯。私の罪と罰



今だけは……不問にして




……いいよね?





あの人ほんとバカ

まけ?なにが?







そこにいた方が強いの





……だから。ありがとね?帰ってくれて




ゆう。


いっぱいして⋯私もかえしたい今までの⋯







全部⋯



























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