令和4(2022)年

2月25日:ウクライナ ~海沿いの国へ近付く落日をいま留むるになす術ありや~

う:海沿いの

く:国へ近づく

ら:落日を

い:いま留むるに

な:なす術ありや


【雑記】

 ロシアは私にとっては身近な国です。初めて自ら興味を持った言語はロシア語。小学生の時、NHKのロシア語講座を始め、第二外国語にも選択しました。全然ものになりませんでしたが。一時、大学の他に語学塾にも通いました。塾の名前はМИРミール

 мир は「平和」を意味します。映画化やドラマ化もされて有名なロシア文学『戦争と平和』の原題は"Война и мир"。

 мир は平和と同時に「世界」も指します。

 世界と平和を同じ単語で表現できる、ということは尊い感覚と私には思えました。言語は少なからず人に無意識的に影響します。如何なる言語を持つかはとても重要で興味深いことです。


 それだけに同時に、ロシアにとってのмир世界 とは、何処を指すのだろう、とも思って来ました。

 現代人の感覚よりずっと「世界」が狭い時、言葉は生まれています。мир という語が地元世界の範囲でも、おかしくはない筈です。

 結局、学生時代の手慰み程度にしかロシア語を使えなかった私には、この辺りの感覚が未だに判りません。

 只、大統領にとってのмир はロシアなのだろう、と思う昨日今日です。


 今とどめる術は私になくても、何もできない訳ではありません。





  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る