なんにもない日


 “大切なもの”は、常に側に置いておかないと、気が付いた時には手の届かない処に行ってしまうらしい。


 私にとっての“大切なもの”って何だろう。


 考えたことも無かったけれど…もしかしたら、もう既に私の近くには存在しないのかもしれない。


 毎年〇月〇日このひの朝は、リビングに行きたくない。


 望んでいないモノを、有難く思う事ってすごくストレスだから。


 ワタシヲウンデクレテアリガトウゴザイマス


 でも、おかげでとても“特別”な日になったんだよ…


 波の音を聴きながら、見えない翼の力を信じてみたりして


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