間話 メリィの憂鬱
主人公の名前忘れてたー
本当にすいません。間違えて下書きに戻してしまいました。今日一本長めに出します
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私の仕えるお嬢様、ルーメリア・フェレスティアマカロ様はとても意地悪であり、性格が悪い。私の純情な乙女心を弄ぶのは是非やめてもらいたいところです。
出会った当初のお嬢様は純粋で年相応に無邪気な笑顔を振り向いていました。笑顔の作り方で言えば今のほうが、相手を悶えさせる一点において優れていますが、昔の笑顔に比べると作っているように見られます。
私とお嬢様の出会いは私が六歳、お嬢様が三歳の時でした。
「お初にお目にかかります、メリィでございます。不束者ですがよろしくお願いします。」
「ああ、君がメリィか。私の娘をよろしく頼むよ。」
私が初めに挨拶をしたのは現龍爵家当主のマキア様でした。私は孤児でありましたが、この屋敷でお嬢様の世話をするために連れてこられ、教育を受けました。丁度三歳の時から始まったそれはとても厳しく過酷でした。しかし、ここで逃げてしまうと他の孤児院の友達に迷惑がかかってしまうと思い、必死に食らいつきました。今思えばやり過ぎだったような気がします。
基本的に教育は別館のほうで行われていましたが、二日だけ本館でやったことがあります。そのときは次期当主のシルベルト様が龍化暴走して辺り一帯を焦土にしていました。教育で忙しかったため見ていませんがどうやって二日であの焼け野原を元に戻したのでしょうか?
その話は良いとして、その時に今よりも幼いお嬢様(一歳)を遠目から見ました。あの頃のお嬢様は今よりさらに小さくて、マキア様、その後夫人方やシルベルト様以外に騎士や世話係全員に愛想を振り撒きまくっていました。容姿が幼く、喋り方も拙かったお嬢様があいさつするだけで、疲れた顔をした人たちの顔が晴れやかになっていました。
まさに龍の乙女。下町でそんな噂が囁かれていることにも合点がいく容姿。その姿を遠くから見ているだけでも血の巡りが早くなっているように感じました。そして、そんなお嬢様と目を合わせて会話できるか?と心配になりました。
私はなるべく近い年の従者を持つことで家族には話せないことの相談役になったり、精神的な成長を促す役になったりするために雇われている為このままでは、隣に立つことが出来ないと思い、常日頃の教育に加えて、さらに武芸、勉学に懸命に取り組みました。現状鍛えはじめの騎士くらいなら、軽々首を取れる自信があります。
容姿もさらに磨きをかけました。マキア様がお嬢様に就く上で重要なことだとおっしゃられていたので素直に従い、紺色の髪と肌は今でもしっかり手入れをしています。
最近になって胸が大きくなり始めました。お嬢様がたまに熱視線を送ってくるので嬉しいです。が他の人の胸にも目が行くのは悪い癖だと思います。お嬢様の目がこちらだけに向いてくれるようもっと膨らんで欲しいです!そしてお嬢様の小さなお顔を埋めてよしよしして、良い子いい子して上げたいです!最近は特に疲れてしまっているようですから。
そんなこんなで早二年が経ち先程の場面にもどります。
「では我が娘ルーメリアをよろしく頼む。あの子はシルベルトより聡明でものわかりが良いが、たまに淑女らしからぬ言動や態度をとることがある。よく見てサポートしてくれ。」
「畏まりました。」
そう言って私はマキア様の書斎を退出しお嬢様の部屋へと向かった。
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「ふむ、あの主人にあの従者あり。三歳にして魔力で私を超える世界で見ても稀有な存在に感化されたか、実に面白い。孤児でありながら六歳で我が龍爵家の教育課程を修了する。これはシルベルトの訓練をさらに増やさなくては危ういかもしれんな。当主として妹に負けるなどあってはならんぞシルベルトよ。」
マキアは己の娘でありながら恐怖すら感じる存在を警戒していた。彼自身が畏怖しているのではなく、子供の未来、遠くない未来起こるであろう兄妹喧嘩を。
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コンコン
「ルーメリアお嬢様、専属従者となりましたメリィです。挨拶に参りました。入っても宜しいでしょうか?」
「いいよー」
むっ。そのような受け答えは良くありません。ですが今日くらいは良いのでしょうか?最初から嫌われてしまうのはいやです。
「改めまして貴方様の専属従者兼相談役となりました。メリィです。これからよろしくお願いします!ってなんで服を着ていないのですか!?」
私のご主人様は世話のしがいがありそうです。
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ごめんなさい、NTR作品を見たせいで一緒に投稿しようとしたものが書けなくなりました。誠に申し訳ない。先に本編進めます
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