このエピソードを読む
2024年8月6日 03:12
今回もとても興味深く読ませていただきました。特に印象的だったのはベルムシオンさんのミレルカさんへの気遣いのシーンです。ミレルカさん自身でさえ気づいていなかった疲れに気づいて、休憩をしようと提案してくれたベルムシオンさんのやさしさに感動しましたし、ほんとうに格好いいなと思いました。ベルムシオンさんがミレルカさんが自覚できていなかった疲れに気づくことができたのは、ベルムシオンさんが、ミレルカさんを子供だと認識してくれているおかげだと思いました。ルボワウォルフを退ける魔法道具を作ることができる高い知能と知識、技術を持っているとは言え、ミレルカさんの体はまだ子供。基礎体力も疲れ方も、重い武具を着用して戦ってきた剣士のベルムシオンさんとは大違いです。ベルムシオンさんはそれを理解していたからこそ休憩を提案できたわけですが、ミレルカさんと体格が異なるから……というだけでなく、ベルムシオンさんが終始冷静だったからだろうと思います。セシリアさんを探す、という目的は二人で共有していますが、ミレルカさんはヴェルトールさんと言い合いになってしまったことからも推測できるように、また、ベルムシオンさんからも言われたとおり、どうしても焦りがあります。ミレルカさんが足を止めるまで自身の疲れに気づかなかったのも、早く先生を見つけないと……という焦りのせいだったのかもしれないと思いました。ここでもしベルムシオンさんも、ミレルカさんと同じくらい焦ってしまっていたら、いざというときに二人とも動けなくなってしまっていたでしょうし、あるいは、もう少し休憩が遅れていたら、体力を消耗しきってしまったミレルカさんは、休憩中に樹洞を見つけることも、葉に付着していた血を見つけることもできなかったかもしれません。ベルムシオンさんがすごく頼もしく、ミレルカさんももちろん大活躍で、二人はほんとうに良いコンビだな……と楽しませていただきました。そして、葉についていた血はもしかして……と想像しつつ、次回を読ませていただくのが楽しみです。ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。毎度コメントのお返事が遅くなってしまっており、申し訳ありません。何か焦ってしまっていることがあるとき、不思議と疲れを感じにくくなることがあるなと思ったことが何度かあり……そういうとき、大体他の人に指摘されて自覚したときに一気に疲れを感じたりするんですよね。なので、そういう様子も取り入れつつ、大人であるベルムシオンがミレルカにとって頼ってもいい存在なのであるという印象を強めたかったので、そのように感じていただけたのであればとても嬉しいです。また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。こちらこそ、本当にありがとうございました。
今回もとても興味深く読ませていただきました。
特に印象的だったのはベルムシオンさんのミレルカさんへの気遣いのシーンです。
ミレルカさん自身でさえ気づいていなかった疲れに気づいて、休憩をしようと提案してくれたベルムシオンさんのやさしさに感動しましたし、ほんとうに格好いいなと思いました。
ベルムシオンさんがミレルカさんが自覚できていなかった疲れに気づくことができたのは、ベルムシオンさんが、ミレルカさんを子供だと認識してくれているおかげだと思いました。
ルボワウォルフを退ける魔法道具を作ることができる高い知能と知識、技術を持っているとは言え、ミレルカさんの体はまだ子供。
基礎体力も疲れ方も、重い武具を着用して戦ってきた剣士のベルムシオンさんとは大違いです。
ベルムシオンさんはそれを理解していたからこそ休憩を提案できたわけですが、ミレルカさんと体格が異なるから……というだけでなく、ベルムシオンさんが終始冷静だったからだろうと思います。
セシリアさんを探す、という目的は二人で共有していますが、ミレルカさんはヴェルトールさんと言い合いになってしまったことからも推測できるように、また、ベルムシオンさんからも言われたとおり、どうしても焦りがあります。
ミレルカさんが足を止めるまで自身の疲れに気づかなかったのも、早く先生を見つけないと……という焦りのせいだったのかもしれないと思いました。
ここでもしベルムシオンさんも、ミレルカさんと同じくらい焦ってしまっていたら、いざというときに二人とも動けなくなってしまっていたでしょうし、
あるいは、もう少し休憩が遅れていたら、体力を消耗しきってしまったミレルカさんは、休憩中に樹洞を見つけることも、葉に付着していた血を見つけることもできなかったかもしれません。
ベルムシオンさんがすごく頼もしく、ミレルカさんももちろん大活躍で、二人はほんとうに良いコンビだな……と楽しませていただきました。
そして、葉についていた血はもしかして……と想像しつつ、次回を読ませていただくのが楽しみです。
ほんとうにありがとうございました。
作者からの返信
今回も嬉しいコメントをありがとうございます。
毎度コメントのお返事が遅くなってしまっており、申し訳ありません。
何か焦ってしまっていることがあるとき、不思議と疲れを感じにくくなることがあるなと思ったことが何度かあり……そういうとき、大体他の人に指摘されて自覚したときに一気に疲れを感じたりするんですよね。
なので、そういう様子も取り入れつつ、大人であるベルムシオンがミレルカにとって頼ってもいい存在なのであるという印象を強めたかったので、そのように感じていただけたのであればとても嬉しいです。
また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
こちらこそ、本当にありがとうございました。