応援コメント

3-7 日常に入った亀裂と決意」への応援コメント

  • 今回のお話、3-7話もとても興味深く読ませていただきました。


    ミレルカさんとヴェルトールさんの間に入ってその場を収めてくれるベルムシオンさんの様子がとても印象に残りました。

    一度は収まったものの、再びヒートアップしそうになった二人を、ヴェルトールさんが『かつん』という靴音で落ち着かせたところがほんとうに好きです。

    飛び交う二人の言葉と言葉の間にスッとしみわたるように靴音が広がる……その様子が目に浮かぶようでした。
    これまでの二人のやりとりが(仲が良いからこそ)けっこう激しいものだったからこそ、ベルムシオンさんのこの『介入』がとても印象的で……

    最初にベルムシオンさんが入ってきたときは、ベルムシオンさんがやってきた、ということでなんとなく流れで収まっていたんですよね。
    なんとなく収まっていたから、なんとなく口論が再開してしまって。
    けれど、ベルムシオンさんの『靴音』ははっきりと静止する意思を持ってのことで、その後二人は落ち着いて、今後どうするかの具体的な話になっていきました。

    一度口論が再燃したことで、読んでいて『これはなかなか収まりそうにないぞ……』と思わせてもらったところで、ベルムシオンさんの『靴音』が響いて場が収まる……
    一度下げてからぐっと上げる、というような……もなか様の文章構成の巧みさを感じました。


    その後、ヴェルトールさんが、探しに行くなら自分が……と提案したときも、ここに残ることになるアリスさんとアリュさんのことを考えれば、大人のヴェルトールさんが残っていた方が安心だ、という納得の行く返答をしてくれるところもすてきです。

    また、ヴェルトールさんがこのタイミングでミレルカさんに同行できるのも、ミレルカさんがあのときにベルムシオンさんを必死の思いで連れ帰ってきたからこそですし、
    あのときにはミレルカさんがベルムシオンさんを守り、連れ帰ってきましたが、今回はベルムシオンさんがミレルカさんを護衛する立場になる……過去の出来事が繋がったり、対比が生まれたり……読んでいてとても心地よくて、ワクワクしました。



    次回もとても楽しみです。ありがとうございました。

    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    本日も嬉しいコメントをありがとうございます。

    お互いに譲れないものがあったりすると、喧嘩って長引いてしまいやすいんですよね。
    でも、第三者の仲裁や存在があると落ち着きを取り戻しやすかったりすることもあって……なので、ベルムシオンに止めてもらうという形になりました。
    ミレルカがベルムシオンを連れ帰ってきたからこその展開をお楽しみいただけたら嬉しいです。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。