応援コメント

3-3 日常に入った亀裂と決意」への応援コメント


  • 今回のお話もとても興味深く読ませていただきました。

    前回の話の最後でミレルカさんが抱いていた疑問は、やはりベルムシオンさんを襲った相手についてだったのですね。

    読んでいてミレルカさんがなぜこのタイミングでベルムシオンさんに質問をしたのかがわかって感動が深まりました。
    最初のベルムシオンさんの説明では、魔獣らしきものが頭上から落ちてきたことはわかっても、その前にどこから来たのかはわかりませんでした。

    もし近くに巣があってそこからやってきたものであれば、先んじて対処することも注意喚起をすることもできるでしょう。
    けれど、近くに巣がない場合……魔獣がどこか遠くからやってきた存在の場合、また別の対処を考えなくてはならない。


    ヴェルトールさんとの会話の段階では、『もし噂でなかったら』『あの旅人が起きないとわからない』というまでの話でしたが、ベルムシオンさんが目覚めて、ヴェルトールさんとの会話の『続き』の状況が迫ってきているのだと思うと良い意味で緊張感が高まるのと同時に、
    そういうときだからこそ、家族ではないベルムシオンさんにも暖かい食事を進めるミレルカさんのやさしさが読んでいてとても心地よかったです。

    魔獣の対処について話しながら、おろそかになりながちな食事についても気を配る。
    ベルムシオンさんからすれば、そういうところもミレルカさんは聡明で度胸があるところなんだろうなと思うと、ベルムシオンさんを通じてミレルカさんのことがますます好きになるのでした。


    次回のお話もとても楽しみです。
    ほんとうにありがとうございました。



    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    魔獣が目撃されるときに考えられる条件は何かな……と考えたときに、真っ先に浮かんだのが巣の有無だったので、それを織り交ぜつつの会話になりました。
    話がちょっとあちらこちらに飛びすぎかなぁとも思っていたのですが、ミレルカの優しさが読んでいて心地よかったという感想がとても嬉しくてほっとしました。
    本当に、いつも元気が出るお言葉をありがとうございます。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    こちらこそ、ありがとうございました。