応援コメント

1-2 出会いは非日常とともに」への応援コメント

  • 1-2もとても楽しく読ませていただきました。


    今回の話ではミレルカさんが転生した存在であることがはっきりと名言されました。

    小説のタイトルで主人公が転生した存在であることはわかっていましたから、最初の話(1-1)ではあえてそのことには触れず、世界観とミレルカさんがどういう子なのか(転生してミレルカさんになったこのひとは今、この世界でこう生きているのだ、ということ……)をわかりやすく描いてくださったことで、視点がブレずに読ませていただくことができました。

    最初から、読者が文章から得ることのできる情報を丁寧にコントロールしてくださっているところに、もなか様の高い文章力を感じました。


    また、セシリアさんとの会話の場面もとても好きです。
    先生であるセシリアさんとミレルカさんが話している場面で、ミレルカさんがまだ10才であることをあらためて実感させていただきました。
    年上のセシリア先生とふつうに話していることで、セシリアさんから見ればミレルカさんは大人びて見えることがわかります。

    ゲームという形でこの世界や錬金術の知識を得ただけでなく(自分がどんな人物だったのかは覚えていないにせよ)前世からの精神性も引き継いでいることで、ただの子供にはできない振る舞いができて……
    そんなミレルカさんだからこそ、他の子供たちを護ることができているのだな……と、しみじみとした感動がありました。


    最後の、「血ではなく絆で繋がった家族」という表現がとてもすてきだと思いました。
    ほんとうの家族を失ったミレルカさんがそう感じられる世界でほんとうによかったと思えるお話をありがとうございました。


    次回もとても楽しみです。

    作者からの返信

    お返事が遅くなってしまい、申し訳ありません。
    今回も嬉しいコメントをありがとうございます。

    先にミレルカが転生しているという情報を書いたほうがいいかな……と後々から思っていたところだったので、視点がブレずに読めたという感想が少しほっとしました。
    最後のその一文は、どうしても入れたいと思っていた一文なので、とても素敵な表現と言ってもらえて嬉しいです。

    また次回も、お時間に余裕があるときにでもお楽しみいただけたら幸いです。
    ありがとうございました。