第12話 バカな人

「さて、制服着替えて勉強しようか。」


「あ。ゆうくんが開き直った。」


「本当だね。明日香。私たちも切り替えましょうか・・・どうせ、どうにもならないから・・・。」


佑介たちは勉強をはじめた。3人は意外にも勉強好きだったりするのだ。成績もよく、昔から3人で勉強していたのであった。


「そういえば来週、林間学校なんでしょ?」


「亜紀。そうらしいよ。僕たちも今日復学したばかりだからよく分かってないけど。」


「班わけってどうなるんだろう?私はもう男子とは組みたくないわ。」


「あ。明日香。私から班分け聞いたらゆうくんのお母さんが話付けてたみたいで私たちは3人だけで班になるみたい。部屋とかも同じだって。」


「それなら安心ね。もう嫌な思いしたくないから・・・」


「明日香。大変だったんだって?ごめんね。私、一緒に居ることができなかったわ。」


「いいのよ。おかげで昔みたいに3人で行動できるんだから。」


「・・・・・」


「ちょっと。ゆうちゃん。何泣いてるのよ。」


「ううっ・・・二人が昔みたいに仲良くしてるのが嬉しくて・・・えぐ。」


明日香&亜紀「もう・・・ばかなんだから・・・」


「亜紀。さっきから体育座りしたり、スカートをパタパタさせたりしてるけど、なんか気持ち悪いの?」


「え?違うよ。ゆうちゃんにパンチラを見せてるの。」


「パンチラ?それってなんのことかしら?」


「パンツをこうやって、ちらっと見せるの。男には効くみたいよ。ゆうくんにしか見せないけどね。もう競争しなくていいから教えるけど、ゆうくんはパンチラ大好きだからね!ゆうくん。私のパンツの色は何色?」


「え?・・・・・・青の縞々パンツ・・・・」


「ほら。よく見てるでしょ?明日香。ゆうくんに隙をみせてあげるのも、私たちの役目だと思うな~」


「そうなのね。私も恥ずかしいけど頑張ってみるわ。教えてくれてありがとう。」


「あのー勉強しようよ。パンツ見てたのはごめんだけどさー。さすがに君たち美少女2人がそれ始めちゃったら僕、死んじゃうからさ・・・。」


佑介はこの時、実はとても怯えていた。性に積極的な亜紀が加わったことにより、明日香が興味持ち始めていることに気が付いたのである。

この後も勉強が続いたが亜紀の巧妙なパンチラ。明日香のたどたどしいパンチラのW攻撃を食らっていたのである。


「ゆうくん。明日香のパンツは何色?」


「・・・・ふりふりのレースの白色パンツ・・・・」


「ほら、ばっちり見てるでしょ?あんなに真面目な顔で勉強してるのに」


「まあ。ゆうくんのえっち。ゆうくんはどんなパンツが好きなの?」


「明日香さん?キャラが変わってますよ?しっかりして!」


「私だってゆうくんに見てもらいたいもん。どうせなら、ゆうくんが好きなパンツ見せてあげたいし。」


「ぐふっ。・・・・明日香は白色の清純そうなのが似合うからおねがしまっす。・・・・」


明日香&亜紀「ほんとうに、ゆうくんはバカだわー。」

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