第11話 あきちゃん
小路 亜紀。この少女は金髪の肩で整えられた美しい髪を持ち男子を魅了する整った顔つきをし男ども虜にする大きな胸を持ち小柄ながらもスタイル抜群であった。
そして、佑介と明日香と幼馴染でありこの3人は気心の知れた仲ではあったのである。しかしながら亜紀は重大な気質を持っており。昔から佑介と明日香にとってトラブルを引き起こす幼馴染である。そう亜紀は生粋のビッチであった。佑介に会いたいから転校してきたと言ったが実は前の学校で男遊びをしすぎてたくさんのトラブルを抱えてしまって前の学校に居ることができなくなっただけなのである。中学2年から3年にかけて佑介と交際していたがその期間に亜紀と交際している男子は5人ほどおり、佑介はその男子と揉めてそれが嫌になり亜紀と別れたのであった。
「ゆうちゃん。LAINブロックってひどくない?私の写メあんなに喜んでたのにひどいなー傷ついたなー私は体だけの関係だったのかなー」
「言い方!喜んでないよ!勝手に送ってきただけだろう?」
「えー?ゆうちゃんが私の制服姿の写メ欲しいって言ったから送ったのに。しかもちょっとエッチなの送ってって言ったよね?」
「ゆうくん?なんか私の聞いた話と違うんだけど・・・よーく、おはなしあいしましょうね。ニコリ」
「いや、明日香さん。ち、違うんだ。あいたたたった。太ももを本気で抓るのはやめてください。」
「もう寂しかったとかいう戯言は聞かないわ。」
「いや、本当にごめん。だけどそれは高校入学前の話だから勘弁してください。明日香と会えるなんて思ってなかった時だからさ。」
「ゆうちゃん。私、ほかの男と全員別れたからさー今、ちょっと寂しいんだよねー今日学校おわったらうちに来てよ。エッチさせてあげるからさー」
「亜紀!なんて汚わらしい。しかも、そんなにストレートに言うの?恥を知りなさい!」
「明日香。だってさーゆうちゃん私の体、ほとんど全部触ってるからもう入れるだけなんだよねー明日香はどうせなにもさせてないんでしょ?ゆうちゃんが可哀そうだよー。」
「き、き、キスして、胸は触らせたわよ。喜んでくれたもん。ゆうくん、今日帰ったらわたしの体、触りなさい。絶対よ。」
「あああ、二人とも、ここ、学校の教室だからさ・・・そのへんで本当に勘弁してくれない?すでに僕へのヘイトがものすごく集まってるんだけど・・・。」
明日香&亜紀「あんたが元凶でしょ?この浮気者!」
「二股男」「エロ王」「すけべの騎士」「許さざる者」「女たらしの賞金首」「女の敵」
教室中から佑介の新たな称号が聞こえていたのであった。
「亜紀。次は数学よ。教科書ないんでしょ?私の机にくっつけなさいよ。」
「ありがとう。明日香。くっつけるわ。」
「亜紀。昼ご飯どうするの?無いんだったらゆうくんと2人前のお弁当だけど多めに詰めてきたからそれ食べなさいよ。」
「ありがとう。お菓子は明日香の好きなチョコ持ってきてるから一緒に食べましょ。」
なんだかんだで3人は幼馴染の為、仲は良い。
「引っ越しして友達いないからさ。放課後、明日香の家に遊びいっていい?」
「あんた、もともと、友達いないじゃない。来なさいよ。ゆうくんの家に行くから一緒に行きましょ。」
「うん。ありがとう。・・・えへ・・・やっと3人で一緒に居られるね。」
「なによ。へんな事言わないでよ。あなたらしくもない。」
「まあ、なんだ。二人ともよかったね。一番の友達だからね。僕も嬉しいよ。」
明日香「ふんっ。」
亜紀「ふんっ。」
佑介「素直じゃないな~」
そしてその日は佑介が怨嗟の目線で見られありがたくない称号で呼ばれる以外は無事に授業が終わった。
「亜紀。この街の地理もわからないでしょ?一緒に帰るわよ。」
「明日香。ありがとう。ゆうちゃんも一緒?」
「あーそうだよ。亜紀、学校では秘密だけど、明日香が2か月前に暴漢に襲われたんだ。だから、話し合って、今は僕の家で明日香も暮らしてるんだ。だから、僕の家に向かうよ。亜紀はどこらへんに住んでるの?」
「うん。こっちには1人で来たんだけど、初登校まではホテルで暮らしなさいって言われてるの。そして3人で帰ってきなさいって言われてるんだけどなにか聞いてる?」
「全く聞いていませんが、なにか?はあああああーーーこのあとの展開が読めたよ・・・・。」
そして、佑介の家だった場所に帰宅した。
「うん。予想通りだね。いやーここまでくると笑うわ!家無くなってるじゃん!あっ!合田さん、こんにちは。僕たちの家に案内オネガイシマスネ。」
「おかえりなさいませ。ご実家は北区の住宅地に移転しました。社長からの伝言です。{もういい加減、独立しなさい。あんたは2人の嫁をもらったんだから一国一城の主になりなさい。仲良く3人で暮らしなさい。}との事です。なお、明日は土曜日なのでご実家で夕飯食べるから3人で来なさいともおっしゃっていました。亜紀様にもご両親からの伝言です{亜紀。もうふらふらするんじゃなくていい加減覚悟を決めて佑介くんと明日香ちゃんと仲良くしなさい。話し合いをして日本では明日香ちゃんが妻ってことになるけど日本をでたら、正式な妻の一人ってことになるからそこは我慢しなさい。荷物は新しい家に送っておいたから確認しなさい}とのことです。それではご案内いたしますのでお乗りください。」
「うん。話がおかしいね。亜紀の両親も復活参戦したみたいだね。いや~僕、死んじゃいそう。」
「どうしよう・・・ゆうちゃん。また、昔の悪夢がよみがえったよ。うちの親も駆け落ち事件以来、大人しくしてたけど、やっぱり、演技だったんだ。明日香ちゃんと一緒にお嫁さんになることは嬉しいけど。正直、怖いわ。」
「亜紀。私はすでに諦めたわ。一緒にゆうくんのお嫁さんになれるなら、私は歓迎よ。あなたならいいわ。ゆうくん!覚悟きめて亜紀を受け入れなさい。」
「うーん。亜紀には悪いけど、他の複数の男と関係を持ってたのはちょっと受け入れられないかな・・・。」
「ゆうくん?亜紀があなた以外の男に体許すわけないっじゃない。男遊びっていってもデートいったくらいじゃないの?」
「明日香。ありがとう。ゆうくん?私、処女だし、ゆうくん以外とはキスしたことないし、私の体を触ったことあるのはゆうくんだけよ?そりゃ、他の男とデートはたくさん行ったけど絶対、それ以上は許さなかったわ。」
明日香&亜紀「責任とりなさいよ」
「あ。はい。」
3人を乗せたリムジンは最近完成したタワーマンションの前に止まった。
「皆様方、こちらのマンションの最上階ワンフロアになります。荷物はすでに運んでいますのでそのまま生活できるかと思います。」
3人は合田から鍵を受け取りマンションへ入った。
「油断してた・・・新しい普通のマンションかと思ってたけど、これは・・・眺めがやばすぎる!」
「設備も内装もかなりのクオリティーね・・・ゆうくん、露天風呂あるみたいよ。嬉しいでしょ?」
「サウナもあるね・・・うん。完全にモンスター達が復活したようだ。さっき合田さんが狭かったら下のワンフロアも購入するって言ってたけどいらないよね?もう。このワンフロアでもおかしいからね・・・。」
「ゆうちゃん。私、ゆうちゃんと一緒に寝たいから明日香とベットの取り合いしようと思ってたけど、3人一緒に寝てもゆったり余裕あるベットだから黙るね。ニコリ。」
「あああ。立派なベットだね。3人で仲良く寝ようね。(白目)」
「あ。亜紀。あなたの大好きな衛星電話スマホよ。おかえりなさい。ニコリ」
「あああああ。私にもこのスマホが・・・・ねえ。私、普通のスマホがいいの。この世界どこでも繋がるスマホはいらないわ。」
「ふむ。明日香。亜紀。僕たちは明日の朝、どこの国で目が覚めると思う?そろそろ地球を離れる気もするけど・・・。」
「ちょっとやめて!せめて地球に居させてえええええ」
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