マイナンバーカード
「どうも、浦島太郎です」
「わたくしは講師の亀でございます。同僚のすすめで、ワクチン接種証明のアプリをインストールしてみました」
「どうだった?」
「めちゃめちゃ簡単でした。3分くらいで済みましたね」
「どうやって設定するんだ?」
「アプリをインストールした後、画面の指示に従ってマイナンバーカードをスマホにかざすだけです。たちどころに接種日、メーカー名、製造番号などなど、すべての接種履歴が自動的に表示されました」
「マイナンバーカードには、それだけの情報が含まれてるって思うと、便利なような怖いような」
「悪用さえされなければ便利なんですけどね。最近では、健康保険証とマイナンバーカードを紐付ける取り組みがあります」
「それって、どういうものなんだ?」
「保険証の代わりに、マイナンバーカードで保険診療が受けられるというものです。別途申込が必要ですし、病院や薬局にカードリーダーが設置されていないと使えないので、現状では厚生労働省の狙い通りには浸透していない様子ですが……。なお希望しない場合は、従来の保険証を使い続けても大丈夫」
「それ、わざわざマイナンバーカードを使ってもメリットなくないか?」
「一応、確定申告の際、医療費通知情報をネットで取得できるというメリットがありますが、導入は次回の確定申告からなので、どれくらい便利になるかは現状まだわかりません」
「なるほど」
「賛否はありましょうが、わたくし将来的には、診療の内容もマイナンバーに紐付けて欲しいと思うのですよね。病院を移るたびに症状を一から説明するの大変ですし、眼科と皮膚科など、一見関係ない不調でも関連があるかもしれませんから」
「俺はそこまで情報収集されるのは、イヤだなぁ」
「ええ、もちろん感じ方は人それぞれです。正解なんてありません」
「とにかく個人情報は慎重に、だな」
「そうですね。以上、亀と浦島の恋愛講座でした」
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