離婚届
「どうも、浦島太郎です」
「わたくしは講師の亀でございます。今回のテーマは離婚届でございます」
「前回の予告は本当だったのか(困惑)」
「もちろん、わたくしとて、浦島殿に離婚届を書く日が一生来ないことをお祈り申し上げまする。ですが、離婚というのは、恋愛の行き着く先の1つではございます。しっかりと正しい情報を得た上で、何としても回避を目指しましょうな!」
「お、おう、わかったよ」
「あまり知られておりませんが、離婚には4種類がございます。協議離婚、調停離婚、審判離婚、裁判離婚で、基本的には右へ進むほど深刻ですな。それぞれの内容については、さすがにこの講座の趣旨から離れますので、必要な方は各自お調べくださいませ」
「調停とか裁判とか、もう単語からして重いよな……」
「ですな。ちなみに筆者は、2年前に協議離婚しましたぞ」
「突然のカミング・アウト」
「4種類のいずれであっても、市区町村役場に離婚届を提出する必要がございます。婚姻届と同じく、提出時には戸籍謄本、本人確認書類、印鑑をお忘れなく。また、証人2名の署名押印が必要ですので、事前に書類を準備した上で持ち込みましょうな。裁判離婚の場合、この他に判決書の謄本と確定証明書も必要ですぞ」
「結婚はいいけど、離婚ともなると、2人で市役所に行くの気まずくないか? 待ってる間、どんな会話するんだろう」
「必要書類さえ揃っていれば、どちらか1人でも提出できます。実際、筆者は1人で区役所へ行きましたな。どちらにせよ、2人の関係はもうとっくに泥沼ですから、待ち時間の気まずさなんて今さら気にする必要はありませんぞ!」
「前向きなのか何なのかよくわからない」
「というわけで、このような悲しい事態を避けるためにも、浦島殿はこの講座で恋愛能力を高めて運命の相手と結婚してくだされ」
「最後にサラリと広告が入ったな」
「以上、亀と浦島の恋愛講座でした」
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