第64話 閑話:Today’sあんこ
遅くなりましたが10万PV突破感謝&記念の閑話です。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
時系列的には召喚されて二週間後くらいです。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
某番組のあのコーナーっぽい感じで読んでいただければと思います。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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異世界のとある森の中。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ここでご主人様と二人で暮らしているのが『あんこ』です。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
真ん丸な青眼、プリッとしたお尻とふわふわの体毛、まろ眉がとっても可愛いわんこです。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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ご主人様に抱っこされて嬉しそうにしっぽを振っているこの子があんこちゃん。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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ご主人様が、見知らぬ土地で一人なのは寂しいのでずっと一緒に居られる子が欲しいと願って召喚したシベリアンハスキーの子どもの姿をした幻獣です。
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そんなあんこは、優しいご主人様が大好きなのです。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
それでは、あんことご主人様の生活を覗いてみましょう。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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・自由時間のあんこ
ご主人様の隣でお座りをして、構ってくれるのを待っています。
作業をしている横で大人しく待っているあんこに気付いたご主人様が、両手を広げてあんこを呼びます。
嬉しそうに駆け寄って、大好きなご主人様に飛びつくあんこ。
抱っことなでなでにご満悦です。
お尻の辺りを撫でられるとこの通り、力が抜けてしまいます。
そう......
この通り、ご主人様に撫でてもらうのが大好きなあんこ。
いつでも構って欲しいあんこですが、それでもご主人様に迷惑をかけないように頑張って我慢をします。
それでも寂しくなっちゃうと、ついついご主人様の近くに行って、構ってもらおうとしてしまうあんこなのでしたー。
・ご飯の時間のあんこ
ご飯の時間が近付いてきてソワソワしだしたあんこ。
ご主人様がご飯の用意をしようとしているのに気付いたあんこは、しっぽを振りながらご主人様の元へ一直線。
今日も大好きなビーフジャーキーを貰えることに、とっても嬉しそうにしています。
召喚されてから初めて貰ったビーフジャーキーが美味しくて、ずっとこればっかりをねだっちゃうあんこ。
今日も大好きなご主人様の手からビーフジャーキーを食べさせてもらえて大満足なあんこなのでしたー。
・遊びの時間
ご主人様のお昼寝が終わるのを傍で待っているあんこ。ご主人様はいつもお昼ご飯の後に寝てしまいます。
でも途中で寂しくなって、ご主人様の膝の上に乗っちゃいました。
しばらくしょんぼりとしながら待っていると、ご主人様が伸びをしました。どうやら目が覚めたようです。
「ごめんね、お待たせ」と優しく声をかけてもらって嬉しそうなあんこ。
頭をご主人様のお腹に押し付けています。
寂しかった反動から、構って!遊んで!と全力でアピールをしているあんこ。
おねだりが功を奏し、そのまま遊ぶ事になりました。
どうやら追いかけっこをする様子です。
今日の鬼はあんこのようです。走り出したご主人様をしっぽを振りながら追いかけます。
逃げるよりも、追いかける方が好きなあんこ。
一生懸命追いかけていきます。
追いかける時間が終わっちゃうのが寂しいって気持ちと、捕まえた事を褒めてもらいたい気持ちがあり、どうしようか迷っているようです。
どうやら褒めてもらいたい気持ちが勝ったようで、走って逃げているご主人様の背中に、勢いよく飛びつきました。
ご主人様は「今日は早く捕まっちゃったなぁ」と笑いながら、あんこの頭を撫でています。
走るの早くなったね、凄いね!と褒めてもらえて嬉しいあんこなのでしたー。
・体を洗う時間のあんこ
あんこには普通のわんこにはできない得意技があります。
そう......
それは水を出したり、氷を出したりする事です。
最初の頃はちょろちょろとしか出せなかったあんこですが、今では上手に出すことができるようになりました。
ご主人様に喜んでもらうために、いっぱい練習したあんこ。
今日も練習の成果を披露しようとしています。
ご主人様に抱っこされて嬉しそうにしているあんこ。
お披露目の時間がやってきました。
ご主人様から「お願いね」と言われ、張り切ってお水を出します。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
自分の体を洗うご主人様の嬉しそうな顔を見て、あんこも嬉しそうです。
ご主人様が体を洗い終わった後は、あんこのお楽しみの時間がやってきます。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
ご主人様の手で体を洗ってもらえるのと、ご主人様の役に立つ事ができるこの時間があんこは大好きなのです。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
わしゃわしゃと体を洗ってもらった後は、またお水を出して泡を洗い流します。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「上手に出来るようになったね、今日もありがとう」と、体を拭いてもらいながら褒めてもらって大満足なあんこなのでしたー。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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・ちょっとわがままを言いたい時間
夜になってちょっと眠くなってきたあんこ。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
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いつもはご主人様が用意してくれたブランケットが敷いてある籠の中で眠るのですが、今日はまだまだ甘えたい様子です。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
木にもたれかかって寝る準備をしているご主人様の元へ行くあんこ。
近寄ってきたあんこに気付いたご主人様が笑顔で「どうしたのかな?おいで」と声をかけます。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
気付いてくれた事が嬉しくてご主人様に駆け寄って、あんこの為に広げてくれている腕の中に飛び込みます。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
抱きしめてもらって撫でられているあんこはとっても嬉しそうにしています。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
普段は、ご主人様の事をあまり困らせないようにしようと思っているあんこですが、今日はそれを忘れて思いっきり甘えたい様子です。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
撫でる手が止まると、ご主人様の指をペロッと舐めてから、前足でてしてし......
もっとやって!と必死にアピール。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
「可愛いなぁ」と呟きながら撫でるのを再開するご主人様と、なでなでをまだしてくれる事に喜ぶあんこ。
大好きなご主人様の匂いと温もり、いつも優しく撫でてくれる手と、優しさに包まれて眠るとっても幸せなあんこなのでしたー。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
・続いていく一緒の時間
ご主人様に抱きついたまま、ずっと朝まで眠っていたあんこ。
目が覚めたご主人様が動き出して目が覚めました。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
今日はご主人様の腕の中で迎える幸せなお目覚めです。ㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤㅤ
毎朝行っている起きてからの触れ合いを、夢見心地な中で受け入れています。
「おはよう」
「きゃんっ」
朝の挨拶を交わして、今度は完全に目が覚めたあんこからじゃれついていきます。
毎日行われるこの時間、大好きなご主人様の匂いを自分の体につけ、自分の匂いをご主人様につけているようです。
こうやってスリスリするとご主人様は嬉しそうにしてくれるので、あんこも嬉しそうです。
ずっとこんな日が続きますように......と、想うあんこなのでしたー。
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