第474話 summer of 42


そのお話は、前書いたのだが(サイエンスの真実・・・だったか。

もともとは、魔法使いルーフィ・・・に書いたものを

途中から分岐させたのだった)。


ゆきなちゃん。


その、デパート・・・ヨーカドーだったかなぁ。



そこの社員食堂で、ひとり。ごはん食べてた時に

たまたまオレもサボりに行って。


なーんというか。AKBふう(^^)。かわいいけど、淋しげで。


聞いてみると・・・歯科衛生士だったんだけど・・・



「医者と合わなくて」



あー、わかるわかる。と、オレも経験を話した。


大学教授のバカが、傲慢で・・・とか。



ゆきなちゃんも興味持ったみたい。



ソレデ、仲良くなったんだけど・・・そこのバイトのパン屋のパートのバーさんが

いじめる。



どこでもそうだ。若い娘を妬んで・・・なんてのはよくあるから


オレが懲らしめてやった(笑)。



んでもって、オレの知り合いに歯科医は一杯いるので

(なんたって、Yもそうだし)。



そういうハナシをして、いいやつのとこに紹介してやった。



これは、Yの知り合いではないが・・・オレの中学ん時の

校医さん。関本さん、の息子がオレの知り合いなので・・・


そこに紹介してやった。



息子も独身で、いいやつだから。



そうなってもいいな、と・・・思ったり。




今、どうしてるかは知らない(笑)。



関本の息子は、クルマ趣味はなくて

なんか、安い日産だったかな、乗りっぱなしで。



歯科医院のビルは、持ち家なので(駅のソバだから、結構なお金持ちのハズ)。



でも営業はあんまりしていなくて、ほとんど、老人ホームなんかに

出前。


だから、仕事も楽しいと思う。



そう言って、ゆきなちゃんを紹介してあげた・・・のだった。



そういうワケで、寅さんよろしく正義の味方のオレ。だった。


のである。ソレは・・・結構前の話で・・・20年は前だろう。




[医院]


そこの1階は、パーキングで

床はコンクリ。


雨降ると滑るので・・・いつだったか、オレが

バイトで郵便配達してるとき、カブでアクセルターンしようとして

滑ってひっくり返った事があった。



舗道乗り越えて。コンクリに登ると

いきなり前が滑って。


おっと、と、足ついて。ステップ蹴って。立て直す。


郵便配達は楽しい。んでも、陰険なジジイが郵便局に電話して、なんてこともあったな。





[マユちゃん]


この子は、その・・・ゆきなちゃんに似ているが

今の職場の研究員。


やっぱAKBふうで、髪型もそんな。


親がまあ、そういう意味でつけた名前だろう。・・と思う。


年代もそんな感じ。


で・・・この子が例によって。オレのことを気にするので

オタクの野郎どもがぶちキレて、オレにつっかかる。



いつものことだ(笑) 。モテナイ奴はみんなそうだ。

だからモテナイのだが。



若い娘がオレみたいなのを気にするのは・・・オレがチヤホヤしないからだろう。


昭和のオトコはそうである。ケジメが大事、とマッチも歌っていた。

古いか(笑)。



そのマッチも爺さんである。オレとそんなに年は変わらない。



などとか。


[オータケさん]


ハハの友人に、保険のセールスをしていて。

でっかくて、よく食って飲んで。元気なおばさん。



いい人。

この人が、19歳のオレを見て「マッチ似」だと言って。



そーかなぁ、と、オレは。TR1に跨ったまま。

ピンクのTシャツで。


ヘルメット脱いで。



「ガールフレンドいっぱいいる?」とか聞くのである。


まあ、友達はいっぱいね。



そのオータケさんは、ゴジラに似ていた(笑)でも、いい人。

朗らかで。



そのお話を、当時バイトしていたスーパーに行って

レジのおばちゃんたちに言うと



「ヨっちゃんだよね」とか、短髪のおばさん。元気で明るい。



もひとりのおばさんは「そだね、いつかジャニーズはいるんでしょ」



当時は、まだジャニーーズって、ああいうイメージじゃなかった。



思い出の夏、である(ミシェル・ルグランかな)。



そうそう、ミシェル・ルグランは「21歳の~」にも出て来るなぁ。


あの図書館ももうないが。


ベレットが置いてあったのはホント。




楽しい人生である。

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