第66話 KR250
[助け合い]
さて...
前回、RZVの部品の事で助けてくださいまして、ありがとうございますと
そのオーナーさんは言っておられました。
しかし、維持を断念されたそうです...。
古いバイクなので仕方ないところもありますね。
RZV、特に今の水準からすると速いバイクでもなく
競争するのが好きな人には向かないですし、
人と違ったバイクに乗りたい、というマニアにとっても
部品も無いし、手間の掛かるバイクになってきているようです。
僕のように新車で買ってそのまま乗って居ると言う....
いや、僕にしてもこれ一台で過ごしていた訳ではなくて。
いろいろと、セカンドバイクを持っていた。
例えば...
[カワサキKR250]
僕の持っていたのは初期型で、マフラーがストレート(本当に)のやつ。
純正でストレートだから恐れ入る。
塗装のアルミフレームのせいか、いまいち人気が無かったこれを
中古で買ったのは、'88くらいだったろうか。
タンデム・ツインはびょ^〜ん、と云う妙な音(笑)を立てて
のんびりと回る。
でも、速い速い。
加速はそう早く感じないが、でもそれは僕がRZVに慣れていたからで
(NSR400とかも乗ったが、250ccくらいにしか感じなかった)。
実際は結構加速も良かったらしい。
実感なく加速が良い、ってのはホントは速いバイクらしくて
例えばYZF-R1なんかも、普通に乗って居るとあまり速いとは感じない
(R6もそうだ)。でも、スピードは乗って居る。
このKRもそんな感じで、何せコーナーが軽快なので
ブレーキを掛けなくては、と云うストレスがない。
全開・全開。で、コーナーが来たら適当に減速して
ひょい、とバンクさせてまた全開。
面白いようにクルリ、と曲がってまたフル加速。
この感じはGPZ900Rなんかに近い。
こいつで箱根をひょいひょいと走りまわっていたが、
燃費も15くらいは走るし、なかなか楽しいバイクだった。
たしか、最高速も180くらいは出たと思う。
いいバイクだった。
また乗りたいバイクだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます