第18話 2002年のこと

日記 2002/5/25


[ラジアルタイア]


今日は、フツーの日記です。


さて、今日も元気なRZV、そろそろタイアがちびてきたのでS字の切り返しが重かったり

高速コーナーの立ち上がりとかでアンダーステアが出るようになってきました。

今、装着してるのはミシュランのA49/M48ですが、もうこれは生産されてないですね。


それで、ちょっといたずら心を出してラジアルを履かせてみようか、と考えました。

この間まで乗っていたYZF−R6も、どうもタイアにかなりのところ依存している雰囲気があったので

RZVにも、と考えました。

でも、17インチにして大改造するよりは数少ないノーマル車を残した方が良いかな?

などとも思い。そのまんまノーマルホイルにつける事、にしました。



<前輪>


ミシュランから MACADAM90Xで、ノーマルホイール互換サイズがあるのでこれに決定。

120/80ZR16です。

....でも、メーカー欠品中、とかで半月程待ちましたが、入手はできました。

指定リムも2.75で、ジャストです。


外径もトレッド幅も同じ。


130/70-16ならパイロットレース、他ダンロップ208とかにもあります(ホーネット250純正サイズ。)

でも、フロントフェンダーとの隙間が5mmくらいになってしまうのでやや怖いのと、

指定リムが3.25なので、ちょっと細くなってしまう。

それに外径が588mmと、1cm小さくなる。


ミシュラン社では、純正互換サイズを勧める、とのお話しでしたが...

*細いリムに組むとトレッドが肩落ちするのでフルバンク時に本来の性能が出ない。

*サイドウォールのたわみが有効利用できないので、若干ショック吸収性が損なわれる。

*バイアス指定のバイクにラジアルを履かせると、グリップ力が高すぎるのでバランスを損なう。


....などの理由で、マカダム50V(バイアス)をお勧めします、との回答。





....ま、前輪はノーマルホイルでジャストフィットだからいいか(take it easy!)と、


90Xをオーダーした。(笑)

もともといたずらなんだから。




<後輪>


ノーマル互換サイズはなし。あたりまえだが、80%扁平のラジアルはない。

(昔はあったが)


以前、バイアスタイアでやはりミシュランのハイスポートTG22 160/60-18を装着した事があり、

それを考慮に入れると.....



MACADAM100X 160/60-18 、90X 150/70-18 があるが


ノーマルの 130/80-18に近いのは 150のほう。


まあ、ワン・オーバーだから当然か。 (130/80->140/70->150/60サイズが互換。

ただし指定リムは異なる)



外径比較すると...



160/60 -> 649mm

150/70 -> 667mm

130/80 -> 665mm


と、ノーマルに近いアライメントになるのは150。

でも、もともとRZVはリアのタイアが大きすぎる感があるし、以前装着したTG22 160/60-18も

それほどハンドリングに悪影響はなかったので...


いたずらとしては160の方が面白いか、と160にする。


気になるのは指定リムだが、これはそれほど気にすることはない。

というのはレースの現場でも、ライダーの好みで細いリムに入れたりすることがあったりするからで

ま、この程度なら気にしなくてもよいらしい(バイク誌の記事より)


ちなみに指定リムは...


160/60 -> 4.25〜5

150/70 ->  4〜5

130/80 -> 2.5〜3.5


RZVのリムは3.00だったから、150でも160でも指定下限は 0.25しか変わらないので

ま、どの道オーバーさいずだし、後ろタイアをなるべく小さくしたかった、というのもあって...



<現物を見る>



前輪はかなり三角断面っぽい。

後輪はあんまりワイドには見えないが、まあハイスポートはセミレーシングだったし、

これはツーリングラジアルだから比較しない方がいいかな。と。


持ってみると、とても軽くて柔らかい。V規格のバイアスに比べるとゴム風船のよう。


<装着>


フロントはジャストフィット。

リアはかなりリムに嵌めにくいみたい(あたりまえだ。笑)

でも入る。



<さて、走る!>



走りだすと、加速が良くなった。リアの外径が16mm小さくなったのと、

タイアが軽くなったからかな。と、ちょっとバンクさせてみる。


思ったとおり、リアが軽い。

ノーマルのRZVは、フロントが軽く切れ込み、若干リアが粘る感じがあったが、

リア17インチのバイクのようにリアが軽く回り込む。


フロント周りも落ち着きがあり、立ち上がり加速でアンダー、なんて雰囲気は全くない。


フル加速させてみるが、真っ直ぐに走る。

タイアがたわむ、という感覚に慣れるまではちょっと不安な感じがするが、トラクション旋回に入ると

べったり、という感じで安定する様は、なんだかYZF-R6のよう。


ちょいと、リアのリムが細いので、全開加速して180km/h近くまで引っ張り、アクセルoffして

軽くバンク...なんて時、アクセルを開くまで若干タイアがたわむ感じがするけど、まあ、この辺は

R6でもそうだからたぶん、ラジアルタイアの癖なんだろう。

その代わり、その速度からフル加速しても、例えば東名高速くらいの緩いコーナーなら

不安定な挙動は感じない。

無理にあて舵を切ってレーン・チェンジ、なんてやるとやっぱりリア・アームが負ける感じがするが

普通に峠を走る時に 200km/h近くから急にレーンチェンジ、なんてやらないだろうし(笑)

それに、リアアームが負ける感じはバイアスのセミレーシングでも出てたし、その時はラジアルのように

加速時の安心感は得られなかった。


....だから、公道レベルでは問題がない、と言える。


それよりも、普通に峠道走るときの安定性が高くなったから、ま、いたずらとしては成功、かな。


峠のコーナー、120km/hくらいの全開加速で立ち上がり、なんて時に

フロントタイアのグリップと相談しながら、なんて感じは無くなったから....




さて、裏山の農道で、遊んできまーす。(^^)。



では。

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