第17話

神「モンスターはどうする? 出しとく?」

その後もお互いで細かい調整を決めていた。



アキラ「止めろ! 殺す気か!?」


神「出ると喜ぶ人もいるからね。」


アキラ「結構です!!」


神「異種族は?」


アキラ「……どっちでもいい。」

本音はエルフにちょっと会ってみたい。


神「じゃあ、無しね。」

何だこいつは心でも読んだのか? かといって今更訂正するのも悔しいし。



神「言語設定は英語でいいかい?」

止めろ、こちとら英語の成績は5段階評価の3だぞ、リスニングなんて聞きとれるかも怪しい。


アキラ「さっきから微妙な嫌がらせをするな! 母国語の日本語にしてくれ。」

世界で一番多用されてる中国語を選ばない時点でこいつは、わかってて言ってるな。



神「異世界っぽい感じが出るじゃないか。」


アキラ「どちらかと言えば外国旅行に近くなるだろ。」


神「それもそうだね、じゃあ止めよう。」

今の説得が無かったら設定が英語になったのか、地味に詰んだ状況になるとこだった。



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