第18話

いよいよ、出発の前段階となった。


神「服とお金はサービスでつけとくよ。」


アキラ「それはどうも。」

服はまだしも、こいつの性格からして金はあまり期待出来ないな。



神「それじゃあ精々、頑張ってね。」


僕の足元に魔法陣が浮かび上がり風が吹いてきた。これが異世界転移ってやつか。



アキラ「あ、ちょっと待った。」


神「ん? まだ何かあるのかい?」


アキラ「いや、しばしの別れだから伝えとこうと思ってね。」


神「何?」

首をかしげて聞いてくる。




アキラ「僕はお前を神とは認めない。」



勝てる根拠や策は無い。けど、こいつに何か言っておきたかった。これが僕なりの宣戦布告だ。



神は一瞬、目を見開いて驚いたが、すぐにいつものニヤケ面に戻り、


神「結果を楽しみにしてるよ。」


そして、僕は浮遊した後、飛ばされた。



自殺編 ~完~



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