■ キャラ紹介と用語解説④ ■
主に第17章から第24章までのキャラ紹介です。
年齢と民族の隣に、初登場回もしくは名前の初出回を記載しています。
◆アルバ様◆
【トーマス・ペイルマン】 41歳
ふてぶてしいアルバの治癒師。彼もまたコンベイの特色なのかもしれない。治癒室には多くの薬草や薬棚があり、標本や模型が飾ってある。薬草学や民族学に長け、彼の真鍮眼鏡は右目が筒の長い拡大鏡になっている。インドア派だが旅は好き。ショーン父と同期。
【フランシス・エクセルシア】 43歳 巻鹿族 第19章
ラヴァ州のアルバを束ねる塔の姫君。クレイトの州議会堂の一画に住み、アルバ統括長を務めている。彼女の私室には多くの秘密がある。たまに満月湖を空中浮遊する姿が目撃されている。名門エクセルシア一族の分家で、ショーン母やクラウディオと同期。
【ショーンの両親】 羊猿族 第1章
サウザス酒場に住み続けた謎のアルバ夫妻。共にグレキス地区出身で、現在はスーアルバとして帝都にいる。父の名はスティーブンといい苔の研究をしている、元学校一の悪童。母の名はシャーリー、優しく気弱な性格でキノコの研究をしている、喫煙者。
◆警察◆
【ダンロップ警部】 40歳
コンベイ警察の警部。コンベイの治安は彼女の双肩にかかっている。筋骨隆々の女性で、休日には子供を背負い筋トレを行っている。白胡麻茶や雁竹茶など、サッパリしたお茶を飲みつつ梅昆布を齧るのが日課だ。
【ラルク・ランナー】 32歳 森栗鼠族 第17章
ラヴァ州警察の私服刑事。前髪に隠れた虚ろな瞳には、目にうつる物事すべてを冷静に見ている。トレンチコートを好んで着ており、潜入捜査や誘導を行っている。飴玉齧りを嗜好とし、尻尾はやはりモフモフだ。
【レイノルド・シウバ】 32歳
サウザス警察の警護官。にこやかな笑みを浮かべる彼は、ある秘密を抱えている。常に背筋がピンとしているエリート警官。クレイトの高等学校では、エミリオと同学年で親友だった。現在、相方のバンディック・ロッソとともに逃走中。
◆サウザスの人々◆
【テレサ・トムソン】 46歳 星白犀族 第17章
サウザス病院の医師。桃色でふくよかな体つきをしている。信心深い性格で、休日には神殿でお祈りをしている。夫は鉱夫で子供3人と北区に住んでいる。警官のティシーと仲良し。
【ロナルド・メンデス】 33歳 土栗鼠族 第18章
サウザス病院の医師。日焼けした肌に屈強な身体をしている。ハーブ酒と煙草を好み、車を一台所有している。昔エミリオ・コスタンティーノと懇意にしていた。バツイチで娘が一人いる。
【ブライアン・ハリーハウゼン】 故人
約350年前に活躍したサウザス勃興の父。地質学の権威であり、鉄鉱脈を見つけて、州東部の開発総理事に任命された。家臣らとともに鉱山と町を建設し、「サウザス」と名付けた。彼の墓はサウザス西区の公営庭園にある。
【マリア・ウォーターハウス】 ナイショ 森栗鼠族 第20章
花とドレスを愛する奥様。コリンの妻で、夫婦ともにガーデニングが趣味。可愛いものが好きで、ドレスや小物も少女趣味のものを好み、お屋敷の壁紙はすべて花柄である。息子が2人いるらしいが……?
【エリナ婆さん】 70歳 砂鼠族 第3章
その商品捌きは神の一手。サウザス市場で青物屋を営む婆さん。市場で一番人気の青物屋だが、ついオマケしてしまうのであまり儲かってないらしい。子沢山で長子と末っ子は30歳も歳が離れている。
【ナタリー】 17歳
新聞社の元気な看板娘! 事務員として働いている。新聞記者をなんとなく夢見ていたが、本格的にめざすことになった。モイラ室長を尊敬してるが、ジョゼフ社長のことは舐めきっている。
【ロータス】 17歳 円猫族 第1章
黙々と働くネコ耳少年ウェイター。オッズと紅葉の間の地下室に住み込み、将来自分の店を持つことを夢見ている。ダコタ州出身で、2年前にナタリーの家族を頼ってサウザスに来た。
◆ルドモンドの神様◆
【森の神 ミフォ・エスタ】 第20章
森と本を司る、知性、思索、癒やしの神様。髪の長い女性で、頭に蔦の冠をつけ、手には本と羽根ペンを持ち、木漏れ日の下で思索にふける学問の神である。鳥と動物に囲まれた森の神でもあり、彼女が棲まう森の木陰は、全ての生き物に安らぎを与えるという。黄緑色。
【金の神 ドルーミ・イゴ】 第24章
金と富を司る、貨幣、公正、裁きの神様。真っすぐな瞳の老婦人で、右手には硬貨の袋、左手に天秤を持っている。富の繁栄を願いつつ、同時に起きる富の争いを憂いて、裁きを下す裁判の神でもある。七曜神のリーダー格として描かれる事が多い。金色。
●用語解説●
【コンベイ地区】 第17章
笛と香薬と竹細工の街として知られる。ファンロン州と交流があり、異国情緒あふれる街並みである。薬を開発生産し、家具は竹細工がふんだんに使われ、物にはなんでも香を焚きしめ、笛師が夕方から夜にかけて街中を唄いながら練り歩いている。雁竹茶というお茶がよく飲まれる。
【クレイト地区】 第19章
湖と石畳と三日月の都として知られる。ラヴァの州都であり、帝国初期から存在する古都である。巨大な丸い盆地のなかに、青い満月湖と三日月街が形成され、鉄道駅と州議会堂をつなぐ白銀三路が観光地として有名。盆地の外である辺境街には、スラム街ができて行商が発達している。
【リトゥラビ・リトゥラビ・ダーダーダー!】 第17章
リトルラビットの3兄弟、ダン、ダニエル、デイモンが魔法使いになり活躍する絵本。ルドモンドで広く読まれおり100冊以上ある人気シリーズ。長男ダンは正義感が強く、次男ダニエルは機転がきいて、三男デイモンは気弱だけど、いざという時にヒーローに。魔術師への誤解が広まるので、アルバはあまり良く思っていない。
【例の葉っぱ】 第12章
草食民族が齧るだけで興奮する謎の葉っぱである。雑食や肉食でも効果がない事はないらしい。警察組織がよく所有している。疲労回復に筋力増強、腰痛や頭痛も吹っ飛ばし、コミュニケーション能力もアップするらしい。過剰に摂取すると死ぬ。
【Fsの組織】 第23章
アルバを目指している者を集めた謎の組織。正式名称はFaustus (ファウストス)、意味は《祝福されし者》。ユビキタスが所属しており、クレイトに支部がある。犯罪や禁術に手を染めているが、崇高な目的があるので悪事ではない。コクラン家やフェルジナンド家が追っている。
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