game 1:パリ─光の都─ ボードゲーム紹介
こんにちは。
今日は、
この『パリ─光の都─』は、二人専用のボードゲームです。
タイトルの通り、パリが舞台。一八八九年、万国博覧会で盛り上がったパリの街に街路灯を作って、自分の建物を綺麗に照らす。タイル配置で陣取りをするような感じのゲームです。
このゲームのオススメポイントは、やっぱりなんと言ってもこのコンポーネント(ゲームの内容物)のお洒落さ、美しさだと思います。
箱の内側がそのままゲームボードになっていて、その中にタイルを敷き詰めて建物タイルを置けば、街並みを俯瞰しているように見えるという仕掛けがお洒落だし、俯瞰した時の立体感のために、建物タイルを出っ張らせて作ってあるのもとても良いと思います。
全体的に青っぽい油絵のようなデザインもゲームの雰囲気にぴったりで、本当に何から何までゲームの世界に浸らせてくれるお洒落ボドゲなんですよ。
そして、アクションカードがポストカードになっているのも、めちゃくちゃお洒落ですよね。パリの街を旅行して、そこでお土産の絵葉書を買ったような、そんな気分になれます。
もちろん、ゲームの内容もよくできてます。
ゲームは大きく二つのフェイズ(何をするかの区切り)に分かれていて、最初のフェイズで自分の手番(自分の順番)にできることは、「敷石タイルを配置する」か「建物タイルを獲得する」のどちらかだけ。
敷石タイルは、自分だけが置けるマスと相手だけが置けるマス、早い者勝ちでどちらも置けるマスがあり、他には街路灯のマスもあります。
この時に「自分だけが置けるマス」をできるだけ繋げて、相手だけが置けるマスをできるだけバラバラになるように配置するのがポイント。建物を建てても隣に街路灯がないと点数にならないので、それも気にしたいところです。
そして、その敷石タイルの色に合わせて、建物タイルを獲得していく。建物タイルはもちろん、大きい方が高得点が狙えるから大きいタイルを取りたいところ。でも、これを置くためには、ここの敷石をこっちに繋げないといけない。相手に潰されたら置けなくなっちゃう。
と、この時点ですでにめちゃくちゃ悩ましいんですよ。
次のフェイズでは、「建物タイルを配置する」か「アクションカードの効果を使う」のどちらかができます。
共有のマスを確保したいから、先に建物を配置するか? でもアクションカードも早い者勝ちだから、得点が伸びそうなアクションを先に使ってしまうか?
獲得したのに置けなかった建物タイルはマイナス三点のペナルティもあるので、うっかり置けなかったら、と考えるとここでも悩ましい。自分のスペースを確保している間に、相手はアクションカードで点数を伸ばしてくるかもしれません。
ゲーム終了後の、カラフルなポストカードに囲まれたゲームボードの街並みは綺麗で、勝っても負けても街を作り上げたという満足感が得られるゲームです。
お洒落なのでSNSとの相性も良いんじゃないかな。写真映えすると思います。
これだけ悩ましいのにプレイ感はさっくりで、気軽に遊ぶことができる、とても楽しいゲームです。
『パリ─光の都─』
・プレイ人数: 2人
・参考年齢: 8歳以上
・プレイ時間: 約30分
もし面白かったと少しでも思っていただけたなら、評価(★)をいただけると嬉しいです。
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