超絶金持ちの幼馴染と付き合った俺は最強なのでとりあえず悪を粛清しまくることにします

幼馴染の朝ご飯

「そーちゃんってベーコンと目玉焼きをパンで挟んだやつ好きだったよね〜」

「ああ！今も好きだがな！アレにマヨネーズかけて食うと美味しいんだよ！！」

「ふふ。そう言うと思って作ってきましたー！」

「お、おぉぉぉ……！！」

久しぶりにちゃんとした飯が食えるのか…！

なんだか感動してきた。

「お、お嬢様！ご食事は私達がお持ち致します！」

「えぇ。私がそーちゃんにご飯あげたいの！」

「で、ですが……」

「いいの！はい終わり！」

「な、なぁ。食べていいか…？」

意地汚いのはわかっているが、こんな美味そうなもんを前に食うなって言うほうが無理な話だぜ。

「あ！ごめんね！いいよ沢山食べて！」

「じゃあ、いただきます！」

サンドを口に含む。

「美味い…！」

「よかったぁ〜！頑張って作ったんだ！」

「やばい。美味い、美味すぎるぞこれ！？」

「そんなに急がなくてもたくさんあるからね」

「でもっ……！」

あまりの美味しさにがっついてしまう。

千聖ってこんなに料理上手かったのか。

金持ちで美人で家庭的って超人じゃないか。

「かわいいなぁそーちゃんは…本当に…本当にかわいいなぁ」

千聖がなにか言ってるが今は飯のことで頭がいっぱいで内容が入ってこない。

「あ、そーちゃん口元に卵付いてるよ。って聞いてないや、取ってあげるね」

指先で卵をとって口に含む。

するとそれを見ていたメイドが驚いた様子で口を開く。

「お嬢様！そのようなお行儀の悪い行動は……」

「えぇ〜いいじゃんべつにー」

「庶民の口に付いてるものなんて不潔で…」

「それ以上言うと怒るよ？」

「も、申し訳ありません…」

「そーちゃんに汚いとこなんてどこにもないよ。そーちゃんは全部全部綺麗なの。次同じようなこと言ったら知らないからね」

「し、承知致しました……」

「はぁ〜美味かった！」

「わあ！全部食べてくれたの！？嬉しいなぁ」

「美味すぎてまだ食べれそうなくらいだ」

「んふふ。さすがに食べすきだよ」

クスクスと可愛らしい笑みを浮かべる千聖。

でもなぜだろうか、千聖の周り以外の空気が重い気がする…。

俺が食べてる間なにがあったんだ！？

「千聖は食べないのか？」

「そーちゃんが食べてるの見てるとお腹いっぱいだ

よ〜」

「なんだよそれ」

自然と笑みが浮かぶ。

「じゃあ歯磨きして学校行こっか」

「…ん？千聖も来るのか？違う高校だろ？」

「ちょっとそーちゃんの学校に用事があるだけだよ」

「そういうことか」

食事を終えて身支度済ませ、千聖の家を後にした。

メイドさんたちがいろいろしてくれたので、過去一スムーズに登校できたな。